VOX AC15HWR1|Greenback
VOX AC15HWR1|Greenback
VOXの新しいハンドワイヤードシリーズに15WモデルのAC15HWR1(Celestion Greenback搭載モデル)が加わりました。AC4HWR1とAC10HWR1ではTOP BOOSTチャンネルのみを備えておりましたが、AC15HWR1とAC30HWR1には待望のNORMALチャンネルが用意されています。このNORMALチャンネルにはクランチサウンドや外部トレブルブースター、ファズなどを併用した往年のブリティッシュサウンドには最適なチューニングが施されています。AC15では2本、AC30では4本のClass A EL84パワーチューブ+歴史あるGZ34真空管整流回路を採用。さらに12AT7を採用した「チューブリヴァーブ」を備えています。新しいハンドワイヤードシリーズ共通で刷新された「ネオクラシックな」パワートランス、そしてエフェクトループも追加され、単なる「ヴィンテージの復刻」にとどまりません。
1960年代のアンプに隠された「マジック」とはなんなのか?
ヴィンテージアンプが高価で取引されているのは、その希少性はもちろんですが、その時代のアンプ特有のサウンドが非常に魅力的であり音楽的だからであります。1960年代から「ほぼ同じ回路」で作り続けられているVOX AC30ですが、60年代のアンプは筆舌し難く「芳醇」で「音楽的だ」と言われています。今回「本家VOX」は「ヴィンテージサウンド」に向き合いその秘密を紐解くと共に、状態の良いヴィンテージを血眼になって探す事なく、容易に入手できるようにしたい、と考えました。
時代を超えるトーンを、いまのプレイヤーへ
VOX AC15 は、音楽史に残る多くのサウンドを支えてきたアンプです。AC30 Hand-Wired は、その遺産を現代に受け継ぐべく、ヴィンテージ仕様を丁寧に検証しつつ、ステージ/スタジオでの実用性を高めています。これは単なる復刻ではありません。1960年代の AC15 を基に、ハンドワイヤリングで再設計したモデルとして、当時の音と応答性を現代の製造精度で再現しています。カスタムトランス、ヴィンテージ仕様のキャビネット構造に加え、位相反転段後に配置したマスターボリューム(PPIMV)、Top Boost チャンネル、スプリングリバーブ、FXループなど、VOX 伝統のトーンを保ちながら現代の使用環境にも対応しています。
ヴィンテージトーンの精確な再現
AC15 の独特のトーンは EL84 の出力段だけでなく、クラシック VOX に見られる 位相反転段が大きな入力で歪み始める特性にも支えられています。これはプリアンプの歪みとは異なる質感で、VOX ならではの複雑な倍音構造を生み出します。再現は、1963年製「コッパーパネル」AC15 の実機解析から始まりました。その電気的挙動や動作の特徴を測定し、当時の“サグ”を反映した新設計の電源回路を採用。音量を上げていく際のわずかな電圧変化が、自然なコンプレッションや伸びのあるサステインを生み出します。ヴィンテージにありがちなノイズは抑えつつ、演奏フィールは忠実に再現しています。
カスタム出力トランスによる倍音構造の再現
AC15 Hand-Wired には、試作と検証を重ねて開発した カスタム巻線トランスを採用。1963年製個体の特徴であるベルのような高域や、豊かな倍音の重なりを再現します。巻線仕様のわずかな違いが中域のキャラクターや飽和感に影響するため、当時の個体に近い特性を目指した設計としています。
キャビネットのレゾナンス特性
調査の結果、1963年の AC15 では 12mm のバーチ合板が使われていたことが分かりました。AC15 Hand-Wired でもこの仕様に合わせたキャビネット構造を採用し、豊かな共鳴と立体的な響きを実現しています。Greenbackは 温かい中域、抑えめの⾼域、早めに飽和する特性 を持ち、クラシックな英国ロックに適した、安定感のあるドライブを得られるモデルです。
VOXを象徴する2つのサウンド
AC15 Hand-Wired は、VOX を象徴する 2 つのチャンネルを搭載しています。
〈Normal Channel〉
温かみのある中域 , Bright スイッチで高域の明瞭さを追加 , シングルコイル/ハムバッカーのいずれにも対応しやすい特性
〈Top Boost Channel〉
VOX の代名詞であるチャイム感とドライブ感 , Treble / Bass / Volume を独立で調整可能 , 音量を上げていくと、英国ロックを象徴する自然な歪みへ移行
さらに、AC Hand-Wired シリーズの中で AC15 のみが搭載する BOOST スイッチを装備。ゲインを高め、中域に厚みを加えることで、60年代 AC15 に特徴的な力強いオーバードライブを得ることができます。クリーンでも高出力時でも、タッチに敏感で倍音豊かな応答性を保ちます。
チューブ駆動スプリングリバーブ
専用の真空管段を用いてスプリングを駆動する設計を採用。専用トランスとの組み合わせにより、奥行きのある存在感を持つリバーブを実現しています。Level / Tone コントロールを搭載し、付属フットスイッチでオン/オフを切り替え可能です。
クリアな音質のエフェクトループ
現代のエフェクト運用に対応するため、FET バッファを採用したクリアな FX ループを搭載。アンプ側が歪んでいる状態でも、時間系・モジュレーション系エフェクトの質感を保ちます。必要に応じて完全にバイパスすることもできます。
豊かな出力と柔軟な接続性
15W(EL84 ×2)により、ステージでの十分なヘッドルームを確保しつつ、ボリュームを上げるほどに自然な歪みへ移行する特性を備えています。2 系統のスピーカーアウトに加え、内部スピーカーは着脱式のため、外部キャビネットやアッテネーターとの併用も容易です。
VOX の意匠を受け継ぐデザイン
60年代と同様のコッパーパネルデザイン、真鍮ベントグリル、クラシック VOX バッジなど、1960年代 AC15 の意匠を踏まえたディテールを反映、VOX の伝統を象徴するコンボアンプです。
その一音目から、歴史に刻まれてきたVOXサウンドが、あなたのものです。
SPECIFICATION
出力:15W RMS @ 8/16Ω
真空管:ECC83 / 12AX7(x4)、ECC81/12AT7(x1)、EL84(x2)、GZ34(整流管)
スピーカー:Celestion Greenback(12インチx1、16Ω)
インプット:NORMALチャンネル High/Low , TOP BOOSTチャンネル High/Low , Foot Switch, , RETURN
アウトプット:Speaker Output(x2) , SEND
外形寸法:591 (W) x 263 (D) x 567 (H) mm
質量:25.68kg
付属品:電源ケーブル、VFS1フットスイッチ
※製品の色調は実際の色と多少異なることがあります。
