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【これを見ればわかる!】OOPEGGのギターの魅力とは!?

【これを見ればわかる!】OOPEGGのギターの魅力とは!?

OOPEGG(オーペッグ)は2019年に東京で設立された「ネオ・ビザール」をコンセプトとするメイドインジャパンのハイエンド・ギターブランドです。革新性と伝統技術を融合させた唯一無二の楽器を生み出しています。

オーパーツ(OOPARTS)というワードをヒントに「Out-Of-Place Electric Guitars and Gears / 異端な(今までにないような)エレキギターと周辺機器」の頭文字をとってOOPEGGと名付けられました。

オールドの国産ビザールのルックスにインスパイアされつつ、“完全にオリジナルデザインであること”にこだわり設計されます。ユニークな個性を持たせながらも、弾き心地や抱え心地などの使い勝手もしっかりと考慮されており、重量バランスはもちろん、ネックシェイプなども含め、身長や体格に関わらず心地よく演奏してもらえるようなギターを目指して少数精鋭のチームで製作されます。

サウンドにおいては「OOPEGGでしか出せない音があるということ」「1本のギターで多彩な音色が出せる楽しさを持っているということ」、「プロの要求にも満足できるサウンドであること」の3つの柱がコンセプトにされております。

現代のプレイヤーのニーズに応えるデザイン性・機能性・品質を備えており、国内外のギタリストから大きな注目を集めています。


渋谷店ニシキドです。

今回は「OOPEGG」のギターが”一体どんなギターであるのか?”をテーマに書いていきたいと思います。

”逆輸入”的ギターブランド

まず言いたいのが日本のギターブランドなんです。「よくライヴ映像やSNSで見かけるけど、海外のブランドなのかと思っていた。」という方も多いのではないでしょうか?

それもそのはず、海外プレイヤーのシェア/人気が凄いのです。いち早く海外で火がつきました。4年前にはAndertons MusicのYouTubeチャンネルで大々的に取り上げられております。お二人の熱量が凄い…!!

僕自身がOOPEGGの存在を知ったのもこの頃でした。OOPEGGをすでにお持ちの知り合いがおり、実際に触らせてもらいました。ビザールテイストなルックスからできない丁寧で美しい造り&多彩な音色が出せるサーキットにとても感心したのでした。

それから少し時間が経ち…とあるギタリストの方がOOPEGGのデザイナーである田鍋氏を紹介してくださったのですが、実際お会いしてみたところ田鍋氏サイドも「フーチーズさんと一緒に何かできたら…!」と考えてくださっていたようでして、今日に至ります。(実は去年あたりから少しずつ本数を増やして下準備をしていましたが、この春から本格始動を始めました!)

というわけで

実際に現在店頭に並んでいるOOPEGGのギターを見ていくことで、どんなギターブランドであるか?知っていけたらと思います。

Trailbreaker Mark1 “Old Garage Stock” | Blue Paisley

OOPEGGを代表するモデルがTrailbreaker Mk1です。”Old Garge Stock”はラッカー塗装を施したラインナップ。こちらの個体はペイズリー柄の上にメタリックブルーが吹いてある少々レアな個体です。

Mk1にはこのコンパクトでユニークなシェイプのボディからは想像できないこだわりと構築美/機能美が潜んでいます。

ビザール×ハイエンド。”ネオ”ビザールを感じるネックまわりの丁寧な作り

ネックにはメイプル+ウォルナットの5プライ構造を採用し、安定性と剛性に優れた設計。小ぶりなボディでネックまでスリムにしてしまうと低域やダイナミクスが失われ音楽的な響きが出せなくなってしまいます。そのためネックにはちょうどいい厚みと太さがありつつも、弾きやすさを意識したやや太めのオリジナルDシェイプが採用されております。弦振動をボディにしっかりと伝えるためのネックです。

サイドポジションマークにはLuminlayを採用し、ステージ上での視認性をアップ。またBluePaisleyの本個体はフレイムメイプル材によるナチュラルバインディングが美しいのです。僕が初めてOOPEGGに触れた際、このネックまわりの丁寧でハイエンドな造りがとても印象的でした。あの時の感覚を今でも覚えております。”ネオ”ビザールの片鱗を感じた瞬間でした。

指板Rは12インチラディアス、フレットサイズはミディアムジャンボを採用。ミディアムスケールの滑らかなテンション感と相まって軽いタッチで美しいトーンを奏でることができます。

ユニークなジョイントプレートとヒールカット

OOPEGGのギターは1弦側のカッタウェイをやや深めに設けており、ハイポジションへのアクセスを有効にしております。その上でネックからの弦振動をしっかりボディ全体に伝達させるために、4点留めのボルトオン構造ながらも、独自設計のステンレス3点留めプレート+1点はブッシュ式(ヒールはスロープ状にカット)を採用しています。演奏性の向上に加え、1弦側をブッシュでダイレクトにジョイントすることでヒールを大胆にカットしているにも関わらず、高音弦側の音が細くなっておりせん。

オリジナリティあふれるエレクトリック構成

まずはピックアップ配列を見ていきましょう。本個体はHSH構成です。(個体によってはP90&シングル&ハムバッカー配列の個体も存在します。)

次にコントロールパネルを見ていきましょう。ここにこだわりが詰まっております。

基本はMASTER VOLUME、MASTER TONE、3WAY PUセレクターという構成。そこにフロント&ブリッジピックアップそれぞれのフェイズスイッチ(ミドルピックアップを絡めることもできます)+ジャック付近の3点式のミニ・トグルスイッチが搭載されております。このミニスイッチはミドル・シングルコイルに関する操作が可能になっており、奥側に倒すと:OFF、中央で:ON、手前側に倒すとミドルのみ強制ONとなります。下図を見て頂くとわかりやすいと思います。

複雑なコントロールかのように見えますが、センターOFFの状態で使っていくとフロント+リア / 3WAY PUセレクターという構成になるのでとてもシンプルに演奏することができます。そこにハーフトーンを混ぜていきたい場合はミニスイッチを中央に倒し、センターPUを絡めてみましょう。

また、TONEポットはPUSH/PULL動作で、OOPEGG独自のPCF機能(Passive Capacitor Filter)を使用することができます。これはハムバッカーのみに効く20~30%のゲインカットとなっております。ONにするとハムバッカーピックアップ配線に抵抗器を咬ますことができ、例えるならばAMPのLOWインプットに入力した時のような、ハムバッカーの出力を落としシングルライクに近づけるような ニュアンスで作用します。

理解するとそこまで複雑なコントロールに思わないと思います。フェイズスイッチは特定の狙っているサウンドがある場合以外は無理に使わないでOKだと思います。

グローバルに探した妥協のないハードウェア

世界各地にアンテナを張り、人脈を持つ田鍋氏だから見つけることができたであろうこだわりのハードウェアがMk1には採用されております。おもしろいのはブリッジとビブラートユニットにそれぞれ別のブランドが採用されているところです。

Halonオフセット・ブリッジ(ギリシャ)
サドルにしっかりとした溝が設けてあることで弦落ちしにくい構造です。またエンド側の壁部分にスリットを入れることでサドル以外の部分に弦が干渉してしまうリスク/トラブルを回避できます。(余計な接触箇所があると、必要のない共振やバズの発生、サスティーンの妨げになる恐れがあります。)

JM用ブリッジのリプレイスメントパーツは世の中にそこそこ存在しますが、圧倒的に音色が素晴らしいと思います。しっかり重量があり共振も少なく、サスティンもしっかり得られるのです。金属材料自体にも拘っておりローミッド寄りのサウンドが出る1060アルミニウム合金で製作したものが採用されております。さらに本個体ではブラス製のサドルが採用されており、より明瞭で力強いアタックと豊かなサスティーンが感じられます。

Descendant Vibrato Units(アメリカ)
ブリッジに対して充分な弦角度を設けることができ、適度なテンション感で弦落ちしにくいセットアップにすることが可能です。また、トレモロスプリングのテンション調節、アーム固定のトルク感(アームがプラプラと動かないようすることができます。)を調節することができ、かなり実用的なヴィヴラートユニットといえます。

これらのパーツは優秀なだけあり、どれもハイエンドエンドなリプレイスメントパーツです。標準装備するにはかなりコストがかかるはずですが…サウンドと品質へのこだわりのため、妥協せず採用したOOPEGGの情熱をここで感じることができます。

さらに面白いオプションがあります。Mk1はヴィヴラートユニットのプレート取り替えることによって”ハードテイル化”を可能にしております。これによってテリーのようなフィールを持つギターに仕上げることも可能にします。

さてMk1を見ながらここまで説明してきました。OOPEGGの様々なこだわりが浮き彫りになってきたと思います。次にTrailbreaker Mk2をご紹介していきます。

Supreme Collection Trailbreaker Mark2 Tremolo | Inca Silver

Mk2が生まれた背景ですが、NAMMで出会った海外ミュージシャン達からの切実なリクエストがきっかけとなったそうです。「ホロウ・サウンドが欲しいけど、軽くて取り回しの良いギターが欲しいんだ。このコンパクトで美しいMk1を元にそんなギターが出来上がったら素晴らしいものになると思うよ。ぜひ欲しいね。」という多くの声を実現する形でMk2の開発が進んでいったそうです。

OOPEGGの代名詞であるMk1のイメージはそのままに、しっかりとしたホロウ・サウンドを得られるよう、Mk1よりも若干ボディサイズが大きくなっております。ハウリング対策も含めボディシェイプ、内部構造が研究されました。

ピックアップ構成は基本的にフロント&リアの2基構成。上の写真の個体はハムバッカー×2ですが、P90×ハムバッカーの個体もラインナップされています。コントロールは

・ハムバッカー×2の場合:1VOLUME , 2TONE(フロント/リアそれぞれにPCF)
・P90×ハムバッカーの場合:2VOLUME , 2TONE(リアハムバッカーのみPCF)

というコントロール構成になっております。下図を見て頂くとわかりやすいと思います。

その他 ネックシェイプやグリップ、指板Rとフレットサイズ、ジョイント部の形状とプレート等の仕様は基本的にMk1と共通しております。

またウレタンフィニッシュ採用モデルのネック裏はThin Urethan Matte Finishとなっており、サラサラとした手触り。ポジション移動時にも引っ掛かりのないフィニッシュが採用されております。

こちらがフロントP90 / リア ハムバッカーモデル▼

Supreme Collection Trailbreaker Mark2 Hardtail “Old Garage Stock”|Vintage Orange

そしてこちらはトップ材にカーリーメイプル(バック材はアルダー)を採用したゴージャスで存在感のある1本。▼

Supreme Collection Trailbreaker Mark2 w/Tremolo | Ice Tea Burst

ハイポジションへのアクセスしやすさも変わりません!

ちなみにInca Silverの個体はアルダートップ&バック、Vintage Orangeの個体はアッシュトップ&アルダーバック。このように様々な仕様が存在します。

シンプルながら”OOPEGGらしさ”がしっかりと残るモデルに仕上がっております。Mk2はルーツミュージックやトラッドなスタイルがお好きなプレイヤーの方に好まれる傾向にあります。一方Mk1は新しいスタイルを追求し挑戦していくようなプレイヤーの方に好まれる傾向にあるかと思います。

というわけで。

現在、様々な仕様の個体がフーチーズ渋谷店に集まっております。OOPEGGはそもそもしっかりと弾きやすく設計されているギターですが、全ストック バッチリとコンディションを整え、セッティングしておきました!ご来店で試奏のお客様にも、通販をご利用頂いたお客様にも気持ちよく演奏して頂けるかと思います!是非お試しください!

渋谷店 ニシキド

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