ギターの神様が愛用したOX BLOODモデルを6turns流の解釈で仕上げました。
モデル名を連想させる独自のOX BLOODフィニッシュをはじめ、ラップアラウンド・ブリッジやシャーラー・マシンヘッドの採用など、オリジナルモデルには無いサウンドとプレイアビリティーへのオプションを含んでいます。
※画像では分かり辛いですが、ブラックフィニッシュではなく、やや赤味のあるOXBLOOD Colorフィニッシュとなります。

ピックアップには6Turns Custom Winding “Landing” (neck) , Jumping(bridge)を採用しています。

―トーンウッドを贅沢に使用。
ボディトップには選定したハードメイプルネック、ボディバックとネックには1pcのホンジュラスマホガニー、指板にはブラジリアンローズウッドを採用。クルーズ ヴィンテージラインにも採用される基準のマテリアルが採用されております。ネック／ボディの重量バランスもよく、それら木材の鳴りを存分に響かせてくれます。

ネックは57スタイルのややスッキリとしたシェイプを採用。厚みはありますがサイドをスリムに仕上げることで心地よいグリップとなっています。そのネックシェイプは音色にも大きく作用し、低域がスッキリしながらも中域は濃密です。フレットはミディアムジャンボサイズで明瞭なアタックを生み出します。ブラジリアンローズウッドの音楽的な響きを引き出し、クリアなサスティーンにも貢献しています。

本モデルに搭載したハムバッカーピックアップは6Turns Jumiping Landingにも搭載したKARIYA PICKUPにオーダーしたカスタムモデルとなります。ネック側は一般的に言われるスタンダードな「PAF」のイメージ。バランスの取れたターン数とマグネットのセレクトでネックポジションでもくぐもる事なく、明るく抜けの良いトーンを出力します。ブリッジ側は80年代から続くホッドロッドPAFをイメージ。ネック側とは異なるマグネット、そしてスラッグ／アジャストの各ボビンにギャップを持たせる事でオープンでパワフル、かつクリーンサウンドもリッチな音色を聞かせてくれます。

この様にネック側とブリッジ側で異なるレシピを用いて制作されていますが、両ピックアップをミックスした際のジャングリーでハイ・ミッドレンジのキャラクターが引き立った音色はクリーンはもちろん、ゲイン高めのサウンドでも素晴らしい存在感を発揮します。オープンタイプ／ポッティング処理が施されています。購入後にピックアップワイヤリングの変更が可能な様に４コンダクターケーブルを使用しています（販売時は通常のハムバッカー配線）

キャラクターの異なるピックアップがフロント、リアそれぞれのポジションで活きつつ、ミックスポジションでのトーンバランスにも拘っております。

ヴォリューム/トーンポットにはCTS別注、コンデンサにはN.O.S west-capを採用しています。またトグルスイッチにはクルーズのClosed Toggle Switchを使用。一般的な既製品のものより低アンペア仕様にすることで電気的な抵抗を減す＝接点での信号のロスを減らし楽器本来のサウンドを送り出します。

渾身のハムバッカーピックアップである6Turns Custom Winding “Landing” , Jumping Pickupをアーチトップ/ラップアラウンド・ブリッジで味わえるのがこのTaurus。トーンウッドを贅沢に採用したアーチトップ/セットネックギターの芳醇なサウンドとラップアラウンド・ブリッジによるダイレクトなレスポンス＆アタックの力強いサウンド、伸びのあるサスティーン…”芯も深みもある”ストレートなサウンドがこのギター魅力だと言えます。

持ち運びと保管に最適なSKBハードシェルケースが付属します。

SPECIFICATION
Weight：4.20kg
Body top：Selected hard maple
Body back：Honduras mahogany 1p
Neck：Honduras mahogany 1p
Fingerboard：Brazilian rosewood
Pickups：6Turns Custom Winding “Landing” (neck) , Jumping(bridge)
Capacitor：N.O.S west-cap 0.33μF / 400v
Machinehead：Schaller M6
Bridge：Montreux light weight aluminum wraparound tailpiece
w/SKB Hardshell Case , /Jim Dunlop Straplok Pin

6Turnsとは？
40年以上に渡り各種楽器の企画・製造・販売に携わってきた株式会社クルーズの代表である吉岡氏。氏がこれまでに築き上げた仕事を振り返りながら「Like Musician’s」をテーマにプレイアビリティー（弾き心地）音（Tone）素材（Material）にこだわりながら、自身の音楽的バックボーンと現代のミュージシャンに向けた楽器をプロデュースするブランドが”6Turns”です。
Like Musician’s＝ミュージシャンライクであり(使い込まれた)ミュージシャンズ・ギアの様な、等の意味を含ませており、音楽史に残る名演、そして音色を生み出してきたギターに敬意を払いつつ、そのコピーモデルではなく本質的な部分での音色、演奏性にフォーカスした様なギターを次々に展開していきます。これらのギターを弾けば、吉岡氏がイメージしたミュージシャンの姿が浮かび、あの「トーン」が聞こえてくる事でしょう。