Leqtique EVR RFD #100
Leqtique EVR RFD #100
〜メーカー説明文より抜粋〜
2025年、Roger EVRを開発する過程にてPower Amplifier ICの活用方法について、どうしても別路線で試したいことがありました。それは自分が歪みのエフェクター設計において長年1番の可能性を感じているMOSFET(2013年リリースの9/9(多段D-MOSFET回路など)との組み合わせでした。
MOSFET : (Metal-Oxide-Semiconductor FET)と呼ばれる素子は、1960年頃より登場し始め、もはや真空管の代替ソリューションの一つという範囲のみではなく、我々の現代の生活において、あらゆる製品の電子回路の中に大量に使用されています。高電圧動作、低消費電力、高速スイッチング特性、コンパクトサイズ化などあらゆるメリットがこの素子には含まれております。
RFDでは、MOSFETいくつかによって生み出される複雑なコンプレックスな倍音特性と、どこまでも心地の良いピックアタックに対するコンプレッションを。そして、後段となるPower ICからは艶のあるサステインとギターのボリュームに対する完全な反応性(これはMOSFETのセクションも同様です)を組み合わせることで、いわゆる”Violin Tone”と呼ばれるあの、ずっと聴いていられる(弾いていられる)ような官能性を生み出す、という点をかなり強い意志を持ったプロジェクトとして進められました。
星の数ほどあるMOSFETですが今回は繊細で、グラッシーな艶感を備えているようなものをいくつか組み合わせました。それらの全てが、エフェクターデザインで用いられたことはおそらく無く、設計の初期段階より非常にユニークなサウンドとなっていました。
必要最低限のトーンシェイピングの”Treble”と、サウンドに対しての可変性の高い”Low-Cut”を2つのEQとして備えています。
“Vol”はディスクリート構成由来の広い可変域のため、非常に多くのブーストが可能です。”Gain”は、0の段階からすでにローゲインのODの範囲と言えるようなスムースなコンプレッション感と、ミドルの艶感を持ちます。時計回りに回していくことで本機のコンセプトである”Violin Tone”と感ずるような、ゲイン、サチュレーション感が付加されていきます。ギターのボリュームに対しての高い反応性も備えました。
従来のLeqtiqueエフェクターの強みや共通するトーン、そして今後の根幹となるコンセプトの一つである”MOSFETの最大活用”これらを一つに纏め上げたそんな一台です。
直感でどのコントロール位置でも、”あー、この心地よい感じか…”そう思っていただける感覚がこのボックスに内包されていると確信しています。MOSFET/Power ICのマジックを体感したい方はもちろん、何より引いているプレイヤー自身が心地よくなれるような、そんなローゲイン〜ミディアムゲインのOver Driveをお探しの方に絶対に手に取っていただきたい一台です。