Profiler Rack – ノンパワー
kemper amp rack
発売から10年を経て、今でも音楽制作の現場で非常に評価の高いケンパー「プロファイラー」は、手にした時からすぐに使える数百種類のアンプ・プロファイルやエフェクトなどの設定をメモリーしたRIG(リグ)が入っています。
これらのプロファイルやリグは、プロのミュージシャン、エンジニアが世界中のトップクラスのスタジオで制作したもので、貴重なアンプや最高のコンディションのアンプ・サウンドを厳選した、まさにプレミアム・トーン・コレクションと言えるものです。
このコレクションをベースに、Kemperでは常にこれをアップデート、拡張させています。また、同じタイプのサウンドでも、そのサウンドの根底にある文化背景が異なるものもコレクションに加えていくように、バリエーションの細かさについても常に配慮しています。
ケンパーとモデリングアンプの違い
世に出ているモデリング・アンプは、数量的に限られたアンプのトーンを再現する、限定的なアルゴリズムをベースに設計されたものがほとんどです。そのため、チューブ・アンプ1台1台の細かなニュアンスの違いや、同じアンプでも発生しうる「個体差」については、当然ながらカバーできていません。しかしながら、チューブ・アンプとそのモデリング・サウンドを比較試聴した時に、稀に違いが聴き取れるのは、こういうことが理由になっているのです。
Kemper Profilerには、そのような「決められたアンプ・モデルの音色」というものがありません。すべての音は特定のアンプのあるセッティング、なのです。それ故「Kemper Profilerのサウンド」というものも存在しません。各プロファイルはアンプ各社が入念に設計したアンプそのものとそのセッティング、そしてそのアンプとプロファイリング時に使用するマイクの種類やアンプとマイクの位置関係などで決まります。
すべてのプロファイルはオリジナルのアンプとのA/Bチェックを必ず受けなければならず、これに合格したプロファイルのみを採用しています。このため、各プロファイルはオリジナル・アンプにギターを接続した時と同様に使用できるのです。そしてもちろん、同じなのはサウンドだけでなく、接続するギターや演奏スタイルで変わるニュアンスの変わり方もオリジナル・アンプと同じなのです。
仕様:ノンパワーアンプ/正規輸入品