【ブログ】MUSIC MAN StingRayを辿る(爆音に打ち勝つ編)
こんにちは。和田です。
MUSIC Man StingRayを辿る。3回に分けて辿ってきました。
ルイス・ジョンソン編、トニー・レヴィン編、1990年代~現在にかけて編
毎回言ってますが、知らず知らずの間にその音を耳にしていたというのが一番の衝撃でした。
今回はなぜStingRayがファンク、フュージョンに続き、ハードロックやヘヴィメタル、そしてミクスチャーやオルタナ系と新たなヘヴィ路線でもStingRayは活躍してきたのか?
今回はその部分に触れて行こうと思った時に前回のブログを見て頂いた方から嬉しいコメントが
※掲載許可頂きましたので、流用いたします。
自分も93年にスティングレイを手に入れたんだけど、理由は兄とやっていたバンドで、兄がギターをフルで鳴らすのをやめないのでパッシブのプレベじゃ叶わなくなったから。AC/DCやっていたから迷わずスティングレイにしたら問題解決。 https://t.co/4S4lzULpeO
— ケースクエイク (@chucknorrisuke) September 24, 2022
そうです!!まさにこれです!!!!
まさに今回はAC/DCを例にしていこうと思っていたので、ここでも繋がりました(笑)
シンプルに音が大きいバンドでもですが、特にツインギターになるともう大変です。
大学の軽音楽部ではPAを担当していたんですが、ツインギターのバンドのミキシングがもう大変。AC/DCやGUNS N’ ROSESの様に左右で違うリフを弾いていたりするとまだ楽なのですが、例えばMetallicaの様にダブルで同じリフを弾かれた時にはもう大変。何が大変かと言うと
ベースがいない!!(聞こえない!!)
そうまさにブラックアルバムのジェイソン並みに聞こえない(笑)
改めて聞くと、聞こえないというか、ギターと思いっきり被っているというか…。
中々難しいところです。(ブログの最後にライブ版も貼っておりますが、こちらはもうちょっと聞こえます)
まぁ、この場合は完全にレコーディングでの問題なのですが…。
話を戻しまして、実際に爆音なバンドやライブで起こりうるこういった問題(ベースいない問題)をStingRayの特徴であるハムバッカーピックアップとアクティブイコライザー回路によるブースト・カット機能で実現した力強くも抜けてくる音が見事にフィットした、つまりは2本のギターが大音量で鳴っていても負けない大迫力なサウンドが重宝されたという訳です。
こうなるとTwitterでのやりとりである様に、ドラムとボーカルが大変になったりするのですが…。
そう言えば以前にプロのBassmanから聞いた話も思い出しました。
普段はパッシブだけど、あえてアクティブベースを使っているのは、バンドによってはギターまたはドラムが爆音だったりで、どうしてもベースが負けてしまう時がある。そんな時にアクティブモードにして、必要な部分をグッとブーストして負けないようにしている。
ライブステージでこそアクティブが必要。
まさにその通りだなぁと綴りながら思い出したので、残しておきます。
そしてStingRayはメーカーHPにも記載されておりますが、
アクティブイコライザー回路を搭載した初めてのベース
です。
もうStingRayをデザインした時にレオ・フェンダーはこの事を予想していたんでしょうか?
流石です!
こうやって辿ってみるとStingRayは多くのBassmanから愛される、重宝されるべくして登場しただなと思います。
実際に様々なジャンルのBassmanから支持されている、どの時代の音楽にもStingRayの姿があるというところからも実証されているのではないでしょうか?
やっぱり凄いぞStingRay!!!!
と思った方、改めて音出してみませんか?
こう振り返ってみると募る思い出話もあると思います。ご来店の際にはぜひそれも一緒にお聞かせ頂ければと思います。
それでは。
和田
オマケ
ライブではアルバムよりも幾分ベース聞こえます
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