【ブログ】Ride On New Scale!! 7弦の歴史って?
こんにちは。和田です。
2月に入りました。早い方はもう花粉症の症状が出てきているとの事なので、すでにもうビビっています。
今年はどのくらい飛ぶんでしょうかね…。
さて、Ride on New Scale!! 多弦フェア開催しております。
7弦ギターを主軸に開催をしておりますが、7弦と言えばどんなイメージでしょうか?
フュージョン?メタル?ハードコア?
色々思うところはあると思います。
そして今更ではありますが、
7弦っていつから始まったんだろう??
エレキギターとしては、スティーブ・ヴァイが最初に思えるけど、確かジャズの人が最初に使ったと聞いたことはあったような…。って事は50年くらいなんでしょうかね。
ですので、この機会に色々と調べてみると100年程前からブラジル音楽のサンバやショーロで使用されており、現在まで続いているとの事です。
ジャズとかボサノバが最初かと思ってましたが、まさかサンバとは…。
そして100年とか歴史あったんですね…。
興味深いところとしては当初は7弦のチューニングは【B】ではなく、【C】でチューニングされていたとの事。恐らくはLow-Bに対応できる弦がなかったのではないかという事でした。
そして色々調べてくると次に出てきたのがジョージ・ヴァン・エプスというジャズギタリスト。
エピフォンと7弦アコースティックギターを製作したと出てきます。
低音を出すというよりは、ソロや伴奏時の利便性を狙って開発したとの事です。(そんな私も7弦を使い出した最大の理由はボサノバやポップスでの伴奏で楽だったからです。)
ジャズギタリストが最初に使ったという情報はここにあったようですが、結果としてはジャズ界では定番化としなかったようです。
ここまでは7弦といってもガットや箱物とアコースティックが主体となっておりましたが、いよいよ私たちに馴染のあるソリッドギターでの7弦の登場です。
そのきっかけとなったのはスティーブ・ヴァイ氏。
シグネイチャーモデルIbanez JEMを元にした7弦仕様Universeが1989年~1990年辺りで登場する訳です。私も7弦ギターを知ったのはスティーブ・ヴァイ氏が初めてです。
当時、めちゃくちゃファンの友人がいて、【この人凄いから聞いてくれ!】と言われて聞いたのがスタートです。
あ、この曲6弦ですね…。ご存知の方が多いと思いますが、ギターじゃないようなフレーズやらテクニックが満載に加えて、顔でギターを弾く。
いつ見ても、いつ聞いても物凄い人です。
では7弦を使っている動画を…
冒頭から衝撃です(笑)どーしてそれで弾ける…。
ついこの前も右肩を手術してまだ完全に治ってないとかで片腕で弾いてましたが、色んな理念を吹き飛ばしてくれますね。新譜【INVIOLATE】も必聴です!
だから、どーしてそれで弾けるの!!?
フレットラップとか必要ないんですね…。
ちょっと脱線してしまいましたが、7弦エレキギターの歴史はスティーブ・ヴァイ氏から始まったと言っても良いでしょう。
以降、1995年にIbanezから通称ピカソギターと言われるあのモデルが出たりとする訳です。
このお二方は7弦ギターをヘヴィというよりは音階楽器として、 ジャズ系から続く歴史的な使い方といったらよいでしょうか。
もちろんDream Theterでは7弦によるヘヴィなリフを聞くことも出来ます。
↓お手数ですが、クリックして頂けると動画見れます。
そして、7弦と言えばヘヴィで登場してきたのがKORN
こう見えて、Munky氏はスティーブ・ヴァイの大ファンでかなり影響を受けているそうです。
と、1995年辺りからLimp Bizkit、Deftones、Evanescence、Animals As Leaders等などヘヴィサウンドを活かしたバンドが続々と登場する訳です。
いかがでしょうか?
7弦ギター自体の歴史としては100年程ありますが、ロック史からするとまだ30年くらいという訳です。
現在では7弦のみならず8弦、9弦もしております。
そして低音側でのテンションを稼ぐためのエクストラロングスケールが現れたり、近年ではstrandbergの登場により一気に認知された【ファンド・フレット】と、多弦ギターの歴史はまだまだ進化が著しいジャンルとなっていますので、これからもっと斬新なものが出てくるかもしれませんね。
ちょっとでも7弦が気になってきたという方、ぜひこの機会にお試しください。
7弦ギターのこのフレーズ、この音格好良いよね
っていうのもフェア中にご紹介出来ればと思います。
それでは。
和田