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【ブログ】やっぱり凄いぞ!! Fryette PS-2A Power Station

【ブログ】やっぱり凄いぞ!! Fryette PS-2A Power Station

こんにちは。和田です。
先日からアッテネーターとしてや本来の姿であるパワーアンプとして使用していて、改めて良く出来ているなと思ったので、あらたに紹介します!

言わずとしれた当店のお勧めアッテネーター/ロードボックスであり、本来の姿であるパワーアンプとしても優秀です。お勧めアッテネーターのブログはコチラ↓

先日の【ブログ】推しのキャビシミュ を綴るに辺り、色々と試していた時にふと…

これ(PS-2)、電源なしで動くやん…

ダミーロード時はトップパネルのコントロールは左側のミニスイッチのみが効くのですが、色々と差し替えたりしているうちに、電源は入れて、スタンバイスイッチを切ったままで操作していた事に気付きました。
さらには後ろのLINE LEVELのノブも効くし、しっかりLINE OUTからも出力されてる。
不思議に思って、取説を見たり、メーカーHPを見てみましたが、そんな事はどこにも書かれていません。

仕様なのか?壊れてるのか??

そこで確認の為に、オカダインターナショナル 千葉氏に聞いてみたら、

効きますよ。

と…。効いちゃうのね…。
実はこの部分(ダミーロードとしての機能)は電源なしで動くとの事。
トップ面のミニスイッチもパッシブで動き、ダミーロードを通ってきた信号の量を調整するバックパネルのLINE LEVELノブもパッシブなので、電源がいらない。なのでLINE OUTからも出力される。
要するにスタンバイはもとより、電源スイッチ入ってなくても動作してしまうのです。
※実際に全部オフでやりましたが、ホントに動きました。

千葉氏によると

ロードボックスとしての機能はアンプからの信号をスルーしてるだけで、パワーアンプ部分の機能は使ってないから電源なしで動く

との事。
言われてみればCrews GB-VIは電源が必要ないので、パワーアンプ部を使わなければ確かに電源はいらないかと。※GB-VIのラインアウト信号はスルーではなくアッテネートされた信号が出ています。

千葉氏からの助言としては、アンプ側をかなりの出力で長時間使用場合は、扇風機やサキュレーター等で風を送って、熱を逃がして欲しいとの事です。
大きな負荷を長時間かけると、火傷するまでとはいかないものの、それなり熱くなるので、機材を守るというのと、ユーザーの安全という意味でも推奨しているそうです。
※電源入れると本体に搭載されたファンが回りますが、真空管も温まるので結果的にあまり意味はないそうです。
ラックに搭載する時も上は1U分開けて、やはり扇風機などで風を送って放熱しておくのが良いとの事です。
真上にラックを設置している方はご注意ください。

そんな訳で、ロードボックス機能だけの場合は

電源なしで動きます!

ちなみにロードボックス機能に関して電源なしで動くよってのはどこにも記載されておらず、もちろんLINE OUTの信号はスルーで来てるよってのも書かれていません。(千葉氏によると本国の方も特になにも言ってないそうです。)
だからと言って事故が起こったり、トラブルが発生するわけではないのですが、

ビックリするじゃないか…。

ここまで綴っておいて知らなかったの私だけだったらどうしようというのもありますが…。
その場合はスイマセン。。。

アッテネーター・ロードボックスとして推しのFryette PS-2ですが、もちろん本来のパワーアンプとしてのサウンドもとても良いです。
なんたってラック全盛期のパワーアンプの代表格としてその名を轟かせたVHTパワーアンプの直系ですから。
Fractal AudioやKemper、Helixを始めマルチプロセッサーと組み合わせるとサウンド一気に活き活きする、生々しくなる印象です。
もちろん、プリアンプと組み合わせてもバッチリです。
そんな事を書いていたら良い動画ありました↓↓


これほどまでにPS-2のすべてを詰め込んだ動画はなかなかないかと。
ご検討中の方はぜひご覧ください。間違いなく欲しくなります(笑)

店頭では常設機ありますので、いつでもお試し頂ける環境となっております。

気になる、他にも相談したいと言った方はお気軽にご相談ください。
それでは。

和田

※追記
先日のCrews Bottom’s UP 2021の紹介動画ではパワーアンプとしてFractal Audio Systems FM3Suhr PT15 112 Cabinetと組み合わせて使用しております。
よろしければコチラもご参照ください。