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【村田ブログ】ヴィンテージペダル x デジタルREC

【村田ブログ】ヴィンテージペダル x デジタルREC

ヴィンテージペダルの個性をライン録音で

1975 タイコブラ オクタヴィア

程度の良いヴィンテージ・タイコブラ/オクタヴィアペダルが入荷しました。サウンドチェック中に、ふと「ラインで録してみたらどうなるかな?」と思いテストしてみました。

接続順

・ギターからオクタヴィアへ
 オクタヴィアからBlackstar HT40 CLUB MKIIIへ
・OVERDRIVEチャンネル(VOICE1)を選択
 VOLUMEを上げ目にセットしてGAINは低めにセット
・アンプはPOWER ONですがSTANDBYはOFF…
 つまりアンプのスピーカーからは音が出ていません
・自分用のモニターとしてアンプのHEADPHONE OUTにヘッドフォンを接続
・アンプのUSBアウトとMAC BOOKを接続。
 これをMACBOOK内蔵のQUICKTIMEプレイヤーで録画/録音しました。

Mac Book内部の音声入力/出力ルーティングを変更しないと、この使用法はうまく機能しませんが、フリーソフトなどで対応可能です。調べてみて下さい。
オーディオインターフェースとして認識しますので、設定次第では以前の投稿にもあった
1:CabRigで作った音のL側の音(リヴァーブ含む)
2:CabRigで作った音のR側の音(リヴァーブ含む)
3:プリアンプ直後/リヴァーブ前のサウンド(シミュレーター/リヴァーブなし)
4:HT40へ入力された信号のパラレルアウト(完全なドライ音)
という4チャンネルがQUICKTIMEに取り込まれます。
今回は1と2のLRチャンネルを使用しています

いわゆるアンプシミュレーター/モデリングアンプで、今回の様にアウトプットレベルをブーストしたペダルを鳴らすと、ほとんどの場合音が破綻します。つまり、リアルアンプで鳴らしている音からは程遠い音になってしまいます。

HT40の場合は「真空管アンプにキャビシミュがついている」という事で、HT40のプリアンプ回路の特性を活かして、USB/ラインアウトでもリアルアンプと同じ様に挙動させることができます。
ポイントはOVERDRIVEチャンネルの「LEVELを上げめ/GAIN下げめ」です。
これはリアルアンプでも同じ事ですね。

実際のサウンドです。CabRigは出荷時プリセットの2番を使って音量以外手を入れていません。
録音後に映像編集ソフトでコンプをかけていますが、他はノンエフェクトです。
リヴァーブもアンプ+CabRigで処理しています。

いかがでしょうか。

ペダル、アンプの特性はもちろん、ボトムズアップのギター特性もしっかり感じられると思います。これがヘッドフォン/ラインアウトで得られるのは、ペダル中毒の皆様にもかなり嬉しい機能ではないでしょうか。深夜のRECからペダルのサウンドチェック、もちろんスタジオからライブまで…

非常に”使える”アンプです

村田