PRS SILVER SKY 2020
依然として多くのお問い合わせをいただいておりますPRS SILVER SKYですが、世界最大の楽器ショウ、NAMM SHOWにてニューモデル、ニューカラーなどが発表となりました。
まずは世界限定500本モデル。こちらはNebula(遠い遠い… はるか彼方の銀河系を思わせますね!)というFlip flopフィニッシュ(見る角度で色味が変わる)を採用しています。他の仕様はレギュラー同等の様なので、単純なカラー違いという事になるでしょうか。
オフィシャルコメントによれば「このフリップ・フロップ仕上げはPRSシルバースカイのボディラインをさらに強調し、繊細で力強く、ダイナミックな印象を与えます」とのこと。さらに「このフィニッシュは、新しい10年の始まりと完全にタイミングを合わせたものであり、ビンテージにインスパイアされたPRS SILVER SKYの可能性を再定義し、未来に焦点を移すというこのギターの目標も反映しています」と言う事です。
確かに、このSILVER SKYはこの先10年「まだまだこれから愛用者が増えるであろう」オーラに包まれています。これは例えば、エリッククラプトンのブラッキーが登場した時の感覚に似ているとも言えます。
当時レースセンサーピックアップ、そしてアクティヴ・ミッドブースターを搭載したフェンダーギターが、たとえ”GUITAR GOD”クラプトンのシグネイチャーモデルとは言えここまで長年愛されるとは、ほとんどの皆さんは思わなかったのでは無いでしょうか?
振り返れば日本でも、海外でも、多くのプロギタリストが「他の人のシグネイチャーモデル」であるフェンダー・エリッククラプトン・ブラッキーをプレイしていたと思います。それは楽器としてのクオリティーと音色の素晴らしさ… 当時クラプトンが求めるサウンドがどのようなものであるかを示唆していたと思います。つまり「フェンダーの弾き心地でありながら力強く、時にギブソンの音も欲しい(=エリートストラトから発展させたミッドブースターのサウンド)さらに、ハム・ノイズはいらない」というミュージシャンのわがままを全て解決し、反映させたモデルだったと思います。
このプロジェクトに関わったのはマイケルスティーヴンスやジョンペイジ、ジェイブラックなど、現在でもその名を馳せる著名なギタービルダー達でした。つまり「クラプトンモデルはただのストラト」では無いのです。
PRS SILVER SKYに話を戻しますが、このギターもクラプトンのシグネイチャーギターと同様のストーリーを感じます。ヴィンテージギターを意識しながらも現代的な要素を取り込み、ヴィンテージギターと持ち変えても違和感を感じない事。そしてその音が、非常に「CLASSIC」であるという事です。ここでいう「CLASSIC」とは「古い・古典的な」意味ではなく「一流/最高水準の/飽きのこない」という意味です。
すでにSILVER SKYは単純なジョンメイヤー モデルとしてメイヤーのファンが弾くというのはもちろんですが、国外のアーティスト達がこぞって愛用し始めています。しかもジャンルを問わずに、このギターを選ぶミュージシャンが増えているという事です。このSILVER SKYは発表時の「コレジャナイ感」を吹き飛ばす勢いで、これからさらに愛用者を増やして行くと思います。
ちなみに話を戻すと… フェンダーのエリッククラプトンモデルヒストリーをご覧いただければわかりますが、クラプトンモデルでも、この”Flip-flop”フィニッシュをまとったモデルが過去に登場しています。この辺りからもクラプトンモデルとSILVER SKYに通じる「何か」を感じてしまいます…なーんて。
そして、2020年にはSILVER SKYに待望のメイプル指板モデルも登場するとの事でこちらも要注目です。合わせてポップな新色もラインナップに加わるとの事です。もちろん、ローズウッド指板(特にSLAB貼りモデルは)とメイプル指板ではトーンが大きく異なります。そして…おそらくローズトメイプル、両方揃えたくなってしまう事でしょう。ですからみなさん、まずはローズウッド指板のモデルをゲットして、メイプル指板の入荷をお待ちください。
SILVER SKY Nebulaは世界限定500本のみの生産となり、日本にはおそらく極少数のみの入荷となる見込みです(正規輸入元調べ)入荷時期などに関しても現在全くの未定となります。ご予約なども現在受付できませんのでご注意ください。
また、メイプル指板モデルの日本入荷/発売時期も現在未定となります。気になっている皆さんは是非、先行のローズウッド指板モデルをお試しください。
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