セットネック2ハムギターがお好きなら。
渋谷店ニシキドです。
セットネック2ハムギターがお好きなら。体感しておくべしKnaggs Guitars Kenai。ということで、今回は個人的に待望の”あのギター”を入荷しましたのでご紹介したいと思います。それがこちら▼
Kenai #1791|Gold Top Gross / Cream Binding (商品ページのリンクはブログの最後にもございます。)
カッコヨスギマス。先日のブログでニシキドイチオシのKnaggsエンドーサーであるErick Steckel氏をチラッとご紹介したのですが、その彼も使用しているKenaiのゴールドトップです。(彼のはエイジド加工が入ってますね)
Erick Steckel氏の演奏はこちら▼
彼のこの素晴らしいプレイやテクニック、そしてトーンを支えているのがKnaggs Kenaiです。なんて綺麗で伸びやかなトーン。「もうこれだけで充分です。」というくらいに魅力が伝わっていると思うのですがイカガデショウ?
と言いつつ/思いつつもせっかくブログを書いているのでちゃんと説明説明…
まずこのKnaggsオリジナルのボディシェイプが極めて心地良く構えやすい/弾きやすいのです。
いわゆるレスポールをアレンジしたようなシェイプですが、くびれのライン(位置)やカッタウェイ/バック付近それぞれのボディ幅や全体のアーチが絶妙でしっかりと脇下に収まり座って弾いていても肩が疲れません。また右膝からボディエンドが落ちていくような感覚もなくしっかりと膝上に安定して乗ってくれます。
またアーチトップのボディシェイプですがボディのセンターライン(ピックアップやブリッジがマウントされている縦のライン)がフラット気味になっております。これによりアーチによって生まれるピッキングの軌道上のボディー弦間の高低差(ボディ表面の一番低い部分と弦まで)の距離が短くなっており、不意に深くピッキングしてしまったり、指が食い込んだりすることがありません。(フラットトップのギターに慣れていると立って弾いたり、腕を使ってストロークした場合の”この距離”を苦手に感じる方も多いと思うのです。)
バックのデザインも素晴らしいです。ジョイント付近とエンド側でのボディ厚の違い(ジョイント付近が薄い)を持たせることでサウンドの厚みや豊かさは確保しつつハイポジションでのアクセスを良好に。また抱え込みやすいコンター/SGのようなベベルドカットに加えて、写真ではわかりづらいですが全体縦方向に絶妙にアーチ(膨らみではなく絞り/反り)をかけ、身体への心地の良いフィット感を生んでいます。
「ヴィンテージを意識しながら現代的なプレイアビリティーを実現。」という部分では弦高も無理なくローアクション(低く)にセッティングでき、テンションバランスも良く快適に弾くことができます。ご購入頂いたお客様や試奏でいらしたお客様はほぼ「こんなに弾きやすいんですね。」「ずっと触っていたくなっちゃう。」とおっしゃり、ギターが身体から離れなくなってしまうようです。
このあたりの特徴は過去の村田さんの動画も観て頂くとよりわかりやすいと思います▼
さてサウンドは?
レスポールに近しいデザインや材料構成、バックのコンターやベベルドカットはSGチック。この2つの良いところ(豊かな倍音感やオープンな鳴り)を合わせたようなところもあり、でもLPでもSGでも、そしてPRSでもないKnaggsのサウンド。PRSの黄金期を支えた名匠ジョー・ナッグスのブランドなので「PRSと比べてどうなの?」もしくは「ナッグスの考えるヴィンテージのアップデートって?」と思う方も多いと思いますが、ともかく「ナチュラル」「しなやか」「フレンドリー」という印象を持って頂けるかと思います。
ヴィンテージは意識しつつもサウンドはいい意味で”いなたさ”がそこまでなく”スッキリ明るくオープン”。コテコテではないので非常に扱いやすいと思います。レスポールが好きでレスポールをたくさん持っていても1本欲しいと思える使い勝手の良さ/扱いやすさ&サウンドキャラクターを持ちユーザーライクかつ個性もある1本といったところでしょうか。
またKnaggs Kenai自体の作りやキャラクターと搭載ピックアップのBareknuckel Muleの相性がとても良く、かなりの応用が効くようになってます。リアポジションはバイト感があってホット、コテコテではないとは言いましたがネックポジションはヴィンテージの335のネックを弾いているようなこもらず「カリッ」「 スッ」と抜けてくるエアー感のあるサウンド。ヴォリュームやトーンの効きも当然良く、ワイルドでアグレッシブなスタイル〜オトナで色気のあるフレージングやプレイスタイルまで対応してくれると思います。
そしてもう一本ご紹介したいのが今回入荷したVintageBurstカラー。クラッシックなカラーリングのKenaiを狙っていたのでこの2本はまさにドンピシャです。
Kenai T2 #1786 | Vintage Burst Gross / BWB Cream Binding
実はゴールドトップの方がお値段が高くなるのですが(メタリックカラーオプションでアップチャージが掛かります)、その代わり派手すぎない渋く気品のあるゴールドがなんとも言えない魅力的な質感を出してくれています。うっとりします。
美しいギターですがガンガン弾いてEric氏愛用のKenaiのような貫禄になるまで育てて頂いてもサイコーだと思います。末長くご愛用頂けたら嬉しいです。
店頭にてお試し頂けます。是非一度体感して頂きたく思います。
渋谷店ニシキド
商品ページ▼
前回のブログ▼