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【ブログ】MUSIC MAN StingRayを辿る(完結編・時代と共に続く進化)

【ブログ】MUSIC MAN StingRayを辿る(完結編・時代と共に続く進化)

こんにちは。和田です。
MUSIC MAN StingRayを辿る。前回でほぼ纏まってしまいましたが、前々回にも重要な内容があったので、今回で纏めて仕上げたいと思います。

マイケル・ジャクソンを再び聞き始めて、要所要所で出てくるスラップが格好良いな~と思いつつ、そう言えば昔はチョッパーって言っていたような…などと思い出しながら当時聞いていた音楽を聴き返していくと必ずお目にかかるベース

MUSIC MAN StingRay

知ってるけど、ちゃんと知らないな…と思い、その歴史を辿ってみれば、このBassmanも!あのBassmanも!あ、この曲のStingRayじゃないか!となり、この曲なんてみんなMUSIC MANじゃないか!!とあれよあれよと長編になってしまいました。(まさかこのブログのスタートがチョッパー?スラップ?どっちだっけ?(【ブログ】チョッパー?スラップ?)な内容から始まったとは誰も思うまい…。)
前回(アクティブ回路の利点編)、前々回(爆音に打ち勝つ編)で1976年の登場から現在に至るまで、目まぐるしいミュージックシーンの中で最前線で活躍している理由としては

大ステージでの爆音に打ち勝つ
複雑な楽曲の中でも埋もれない

が挙げられます。
このパワフルで抜けてくる音を実現していたのがStingRayのアイコンとも言える

ハムバッカーPU&アクティブイコライザー回路

です。1PUというシンプルさもありますが、アクティブイコライザー回路がBassmanにもたらしたさらなる利点が

手元で音をコントロールできる

という事。
曲中の要となるルート弾きはもちろん、要所要所でのスラップ、時にはパワフルに時には抑えてと様々なフレーズをこなすBassmanにとってはアンプやペダルを操作することなく、手元で必要な時にパッとコントロール出来るというのは、重要なポイントであり、このアクティブイコライザー回路を最初に搭載したベースこそがStingRayという訳です。
“the toilet seat lid”と愛称のついたブーメラン型のコントロールパネルデザインもポイントです。独特のピックガード(egg-shaped pick-guard)がちょっとドラえもんみたいで可愛い!!(←私の個人的意見です)

そのアクティブイコライザー回路は当初はベース、トレブルの2バンドEQでしたが、90年代には多様化する音楽性に対応するために3バンドEQへアップデートされています。
近年ではローステッドメイプルネック&ステンレスフレット、より大きなヘッドルームを狙っての18V駆動にネオジウムマグネットを使用した新しいピックアップ。さらにはボディの外周Rまで変更と、世界初のアクティブ回路搭載ベースは

時代に合わせた進化を続ける

ことにより、その地位を確固たるものにしているのです。
当店でStingRayの扱いをスタートしてから、StingRayってまだあったんですね! や 懐かしい!という声を頂く事が増えておりますが、バリバリの現役です。直近ではDarkglass Electronics社とのコラボレーションによるDarkRayも登場したりと、最先端を突っ走っています


今回のブログを通じて、私も改めてStingRayの良さを身に染みて感じております。
最初はちょっとパワフルすぎるかな…と思ってしまってましたが、今ではそのパワフルさが逆に安心感となっています。むしろアクティブコントロールなので、その時はカットしてしまえば良いのですから。足し算だけがアクティブコントロールではありません!

これまでのブログを通して、良いかも!!と思ったBassmanの方はもちろん、これからBassmanになろうかなと思っている方、普段はギターだけど、曲制作もあって時にはBassmanをやる方、ぜひ一度StingRayを弾いてみてください。特に

ずっと憧れていたけど、まだ手に取った事のないBassman

の方は必ず弾いてください!!(笑)
きっと何か熱いものを感じて頂けるはずです。
それでは。

和田

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