【ブログ】Fryette Power Load IRをチェック
こんにちは。和田です。
今回は前からずっと気になっていた商品がようやく再入荷しましたので、ご紹介いたします。
本日ご紹介するのはコチラ
FRYETTE Power Load IR(PL-IR)
Fryette Power Load は同社のパワーアンプ/アッテネーターであるPower Station PS-2、PS-100と同じロードボックス(リアクティブロード)に、アナログのキャビネット&マイクシミュレーターが搭載されているモデルです。
今回のPower Load IR(以降PL-IR)はその機能に加えて、IRローダーを加えたモデルとなります。
ここでポイントなのが、IRファイルにはSteven Fryette氏が開発に関わったキャビネットや私物のキャビネットのサウンドを取り込んだIRファイルが入っている、つまりはFryette のキャビネットの音が入っている訳です。Fryetteのキャビネットは流通も少なければ、IRファイルもほとんど見かける事がないので、
これかなりなポイントです。
ちなみに入っているファイルはコチラ↓
流石というラインナップ。
PITBULLのキャビネットファイルが入っていて欲しいところでしたが、現行キャビネットのサウンドが入っています。PITTBULLファンとしてはEminence P50 が入ったFatbottomのサウンドに期待したいところです。※Fatbottom、Deliveranve は共に412Cabinetのサウンドです。
どちらにしてもVHTアンプを愛用している方(私も含む)にはまたとないアイテムではないでしょうか。
さて、機能的なところをみてみましょう。
アウトプットは3つあります。
入ってきた信号をそのままアウトするANALOG OUT1、もうまさにそのままです。PS-2/PS-100のラインアウトと同じです。
そしてアナログのキャビネット&マイクシミュレーターを通したアウトのANALOG OUT2
このシミューレーターの音がまた良いんです。
ここまでは前機種と同じ。そしてIRファイルを通した信号をアウトプットするためのIR OUT。
と、3つのアウトがあります。
仕様用途に合わせて選択するのはもちろん、同時使用できるというのもポイントです。
またそれぞれにキャノン(XLR)アウトとフォーンアウトが搭載されているのも嬉しいポイント。
レコーティング時にIR OUT、ANALOG OUT2のサウンドをを録音しつつ、ANALOG OUT1の音も入れておけば、後でDAWソフト上でIRファイルやTorpedo Wall of Sound等のプラグインでの加工が可能です。いわゆるドライアウト、この際はリアンプといった方がよいでしょうか。
こうしておけば、後でIRとANALOG OUT2の音がこの曲にあわないな~ってなった時に、ANALOG OUT1からの信号を加工して合わせられるという訳です。ちょっとした保険にもなりますね。
もちろんそうならないようにするのが一番ではありますが、最後まで何が起こるかわからないのが曲作りとレコーディング。トラックに余裕があるのであれば、追加しておきましょう。
最後にこのFryette Power Load IRのポイントを
FryetteキャビネットのIRが入っている
3つアウトがあるので、様々な用途に対応できる
シンプルにFryette(VHT)のテイストのサウンドが欲しい
がポイントです。
3つのアウトプットが本当に便利です。
自宅での練習用としてはもちろんですが、レコーディング検討している方オススメです。
表記の通り、IRファイルのスロットは8個空きがありますので、お好みのファイルを入れておく事も出来ます。
ロードボックス&キャビネットシミューレーターでお悩みの方、ぜひ一度お試しください。
それでは。
和田
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