【ブログ】FM3でどこまで出来る??(Sceneって何?編)
こんにちは。和田です。
前回のMasterLayout編はご覧いただけましたでしょうか?
※まだの方は↑をクリックでご覧いただけます。
もはやスイッチが3つのようで3つでない Fractal Audio System FM3
単体でもこの操作性で、これだけ出来てしまえば、
スイッチは増設しなくてもいいやん!
って思い始めた方も多いのではないでしょうか?(そうなってくれてると嬉しい…。)
で、今回はFM3をフルで使いこなす為に最も使うであろう機能【Scene】について綴ってまいります。
の、前にコチラの動画見られました??
FM3を使っての電源ケーブルの弾き比べ動画なのですが、めちゃくちゃ良い音してませんか?
これを撮影している時に漏れ出てきている音を聞いて、ずっとアンプでやっているものだと思ったら、FM3とモニタースピーカーの音だったんです。
恐るべしFM3
ぜひともブログもご覧ください。 私も良い音出せるように頑張らねばです。
【BLOG】フラクタルFM3+アコリバ電源ケーブル
さ、本題に入ります。
この Scene(シーン)というモードなのですが、
プリセットと何が違うの??
という質問をよく受けます。
説明をする際によくマンションに例えるのですが、バンクはフロア番号、プリセットは部屋番号に置き換えると分かり易いです。
プリセットをチェンジするという事は部屋番号が変わるという事なので、隣の部屋に移動しなければいけません。ドア開けて、閉めてとなりの部屋に入る。
この移動(ドアの開け閉め)によって発生するのが、プリセット変更時の音切れです。
※最近はトレイル機能を使ったり、プロセッサーの処理能力自体も上がっているのもあり、音切れを感じるのも少なくなってきましたが…。
Sceneは部屋を移動するプリセットに対し、部屋の中で模様替えしているイメージです。
と、言っても瞬きしたら洋室が和室になっていたくらいの勢いです。
部屋と部屋の移動(開け閉め)がなく、同じ空間で作業しているので、音切れなく変化出来るという訳です。
※後でも説明しますが、 Sceneの切替でアンプモデル自体を替えた場合は少し音切れします。
が、それでもプリセットチェンジよりは早い切替です。速度的には実際にフットスイッチでチャンネルを切り替えた時くらいの速度ですので、許容範囲内かと思います。
同じアンプモデルを使用している場合は音切れはありません。
例えば、Aメロの前半はコーラスのみ、後半からディレイを足したいとか、ドライブペダルを足したい時場合等のフレーズが続いていて音切れをしたくない場面はやはりSceneを駆使するのがベストでしょう。
FM3の場合は一つのプリセットの中に8個のSceneを作る事ができます。
アンプブロックを含め、各エフェクトブロックには4つのチャンネル(ABCD)があるので、 アンプなら4機種、各エフェクトなら4パターン(同エフェクトセクション内で変更可能)選べる事になります。
例えばディレイであれば、バッキング用、ソロ用、モジュレーションと設定できます。エフェクトの場合は種類が違ってもシーン切り替え時の音切れはほとんど感じませんでした。
そんな訳でアンプも一つのプリセットの中で4種類選べる事になります。
同じアンプでチェンネルが違うモデリング(画像はSoldanoのモデリング)を選んで設定すれば、そのアンプをフットスイッチで切り替えているのと同じ感覚で使えてしまいます。
※先にも記載の通り、アンプの種類が切り替わるとSceneでの切替とはいえども、少し音切れはしますが、フットスイッチでの切り替えと同じくらいの感覚の速度なので、プリセットチェンジよりも断然早いです。
アンプ感覚で同じ機種で揃えて使うというのも良いですが、アンプを好きに選べるのであればAはフェンダー系でクリーン、BはMarshall系のクランチ、Cは改造Marshall系、Dでレクチといった事ももちろん可能です。
アンプのチャンネルがAの時はエフェクトのチャンネルもAでなければいけないって事はないので、それぞれのブロックのチャンネルを駆使しつつSceneをメイキングしていけば
1個のプリセットで完結
と言うのも現実味を帯びてくる訳です。
こうなってくると、前回ご紹介したViewモードを使ってScene8個の切替の便利さが効いてきますね。
【もっともよく使う機能】として言っていた部分はこういう事です。
では実際にやってみましょう!
と、言いたいところですが、既に長くなってきてしまったので、次回にします。
いかがでしょうか?
今回はSceneとはどんなものかについて綴っていきました。
FM3を使いこなす上でかなり重要な機能である事はお伝えできたとは思います。
プリセットチェンジとSceneチェンジによる速度の違いは文章では伝わらないと思いますので、これは動画で見て頂けるように進めていく予定です。
実際にSceneとチャンネルを駆使したプリセットの構築を次回綴っていければと思います。
こちらも動画の方が良いかも?なので、上手く出来れば連動してアップ予定です。
それでは。
和田
Fractal Audio Systems FM3詳細はコチラ↓