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【ブログ】想像の自由を実現するフレットレスベース Crews Jackson とは

【ブログ】想像の自由を実現するフレットレスベース Crews Jackson とは

こんにちは。和田です。
今回はクルーズベースの代表格、

想像の自由を実現するフレットレスベース

JACKSON シリーズをご紹介します。
フレットレス、ディンキーボディ、24F仕様に加えて、指板エンドからリアPUに向けて伸びた延長ボードが特徴のモデルです。

JACKSONシリーズはJACKSON 4(4弦)とJACKSON 5(5弦)の2ラインナップとなっています。
その歴史は発売から20年以上とBottom’UPと同じくブラッシュアップを続け、多くのミュージシャンに愛用されているフレットレスベースです。
ほとんどのメーカーではオプションや別途オーダーとなるフレットレス仕様がレギュラーラインにあるメーカーは珍しいのではないでしょうか?それにはきっと理由があるはずと思い、吉岡社長に色々と聞いてみましたので、ここで綴ってまいります。

JACKSONシリーズの始まりは、とあるプレイヤーから5弦フレットレスを製作して欲しいと依頼を受け、当初は21F仕様のJBスタイルで進めていたそうですが、これは色々な事情があり、企画がストップしてしまったそうです…。
ですが、やはり24F仕様のフレットレスベースが欲しいというミュージシャンからの要望が多くなり、その要望に応える形で誕生したのがJACKSON5です。
そしてJACKSON 5のプレイアビティの良さを活かした、JACKSON 5のフレテッドモデルとも言えるBe Bottom’24の登場へと繋がっていきます。
4弦仕様のJACKSON 4が誕生したのはもっと後の事で、Jacsonシリーズのスタートは実は5弦からです。

24Fでのプレイアビリティを考慮すると従来のJBシェイプでは厳しい、もっと自由なプレイを実現する為にとJACKSONシリーズの特徴であるディンキーボディが完成します。

当時のフレットレスベースは通常のベースのフレットを抜いて加工したものが多く、それだとシンプルにフレットの高さの分だけ弦との距離が広がってしまいます。
今まで通り(フレットがあった時)の感覚で弾こうと思えば当然の事ながら弦高を下げないといけません。そうなるとブリッジの駒も必然的に下がります。
駒をベタベタに下げてもまだ弦高い、さらには駒が下がってしまった事により、テンションが保てないという事例が発生し、結果的に弾き易いところまで弦高を下げる事が出来ない、つまりは弾きづらい…という事になってしまう訳でです。

確かにそうですよね…。

Jacksonシリーズ、同じくフレットレスモデルであるJB-Modern PUNK は、最初からフレットレスであるという事を前提に置いて製作していますので、そういった問題はもちろん解決した上で製作している訳です。
秘密は指板にあります。この弾き易さの理由はぜひとも手に取って弾いて感じ取ってください。

ブリッジは発売当初はオリジナルのセパレートタイプでした。

が、このタイプのブリッジの廃盤に伴い、現在はHipshot A-styleを標準仕様としています。

※ブリッジはオーダーでお好みの物に変更可能ですので、気になった方はお気軽にお問い合わせくださいませ。

そしてJACKSONシリーズのもう一つの特徴、指板のエンドからリアPUの近くまで伸びた延長ボード。

これもミュージシャンからのリクエストにより誕生した部分です。
フィンガーレスト、エクストラフレットとして使用も出来るという点もですが、大きな理由としてはウッドベースのようにフィンガーボード上で弦を弾くときと同じような感覚でプレイしたいという要望に応える形で出来上がったパーツです。
延長ボードはメイプルまたはローズウッドで製作し、ウレタン塗装で仕上げています。
4つのネジで止められていて、お好みの高さに調整出来るのも嬉しいポイントです。
この様にミュージシャンの声(リクエスト)を反映し

想像の自由
技の自由

を可能としたフレットレスベースがJACKSONシリーズという訳です。

そして時は90年代に入り、楽曲の中にシンセサイザーや打ち込みが多く使われるようになり、それに負けないパワフルで安定したLow-Bサウンドを出せるベースを求められるようになり、フレッテッドモデルとも言えるBe Bottom’24が誕生となる訳です。

そこに歴史ありですね!

一つ一つの拘りに意味がある。
ミュージシャンと共に進んできたクルーズだからこそと言える内容です。
こういった内容を知ってから弾いてみると、またその良さが一段と分かって面白いです。

フレットレスをご検討中の方、是非一度弾いてください。
次回はJACKSON 5のフレテッドモデルとも言えるBe Bottom’24をご紹介予定です。
それでは。

和田

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