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【村田ブログ】USAGI NO MIMIで “US+THEM”を楽しむ

【村田ブログ】USAGI NO MIMIで “US+THEM”を楽しむ

しばらく時間が空いてしまいましたが「USAGI NO MIMIでなに聴く?」のコーナー。今回はDVD/ブルーレイ鑑賞時にUSAGI NO MIMIを使用してみた感想です。

今回の映像ソフトはロジャーウォーターズのライブ作品、「US+THEM」です。

ロジャーウォーターズと言えばピンク・フロイドの頭脳であり、指針を作ってきた人物であることは今更説明する必要もないでしょう。色々とあってピンクフロイドとは袂を分けてしまった訳ですが、ベースプレイが云々を抜きにしても圧倒的なパワーを持ったミュージシャン(そして彼こそがピンクフロイド)であるという事実に異議を唱えることはできないでしょう。この作品は近年のライブ/エンターテイメントの集大成とも言える、とんでもないもの、です。SONYのオフィシャルインフォを割愛して引用させてもらうと

“ピンク・フロイドの頭脳”=ロジャー・ウォーターズ
全世界で230万人を動員した「史上最高のコンサート」の一つとも呼ばれる驚異のライヴが商品化!

このツアーが「史上最高のコンサート」の一つと呼ばれる所以となっているのが、最先端かつ革新的なテクノロジーを駆使した、史上最高峰のクォリティのコンサート演出。目も眩む光の洪水と圧倒的な映像美、コンサートの常識を覆すようなセットとともに、ピンク・フロイドの伝説的名盤『狂気』『ザ・ウォール』『アニマルズ』『炎~あなたがここにいてほしい』の名曲の数々、強力なメッセージを込めた最新作『イズ・ディス・ザ・ライフ・ウィ・リアリー・ウォント?』からの楽曲が立体音響で奏でられ、息をのむような視覚的・聴覚的・感覚的体験の相乗効果が五感を刺激し、観るもの全てに強烈な衝撃と感動を与える。

このライヴは、ロジャー・ウォーターズが真の音楽アクティヴィストであり、情熱的な政治的発言者であることを力強く立証する。彼は、私たちの生活を支配しこの惑星を滅ぼそうとする者たちとの闘いに人生を捧げてきた。このライヴの重要なパートでもある『狂気』『炎~あなたがここにいてほしい』『アニマルズ』『ザ・ウォール』からの楽曲は、疎外感、感情の転移、貪欲、苦難、破滅、喪失について彼が何十年も前に与えた厳しい警告をはっきりと思い起こさせる。このライヴ作品『US + THEM』で、彼は行動への呼びかけとともに、今の私たちに警告する。そして、世界の状況を悲観しながらも、究極的には団結と愛を通じたメッセージを送っているのだ。

https://www.sonymusic.co.jp/artist/PinkFloyd/info/519542

映像の美しさや迫力はもちろん、とてもロックバンドのライブの枠には収まらない映画のような政治演説のようなシーンなど、とにかく強烈なメッセージを含んだ作品。しかもメンドくさい言い回しは無用。とにかくストレートに五感に訴える映像と音はマジで圧倒的だと思います。

バンドメンバーも凄い

名手デイヴ・キルミンスター(ギター)ジョン・カーリン(キーボード/ギター)ボ・コスター(キーボード)という、フロイドの世界観をライブで再現する鉄壁の布陣に加え、R.E.MやAtoms for Peace(↓)のジョーイ・ワロンカー(ドラム)

ロジャーの作品「Radio K.A.O.S.」のプロデューサーであるイアン・リッチー(サックス)
そしてLuciusの二人、ルシアス・ジェス・ウォルフ&ホリー・レッシグもコーラス/ヴォーカルで参加。
Brandi Carlileとのセッション素晴らしいです。

ということで「US+THEM」
まだ観ていない皆さんは今すぐ観るべきだと思います。ロジャーウォーターズの発言や姿勢は何十年もまえから全くブレていないのですが、今作はとにかくストレートにロジャーウォーターズが理解できます。さらに音。音が良いんです。そして映像。映像もすごいんです。U2の”iNNOCENCE + eXPERIENCE Live in Paris(↓)”も相当すごいなぁと思いましたが、その上を行く表現。

で、この音の音源の良さはシアター系のオーディオシステムで聴いても最高なんですが、USAGI NO MIMIで聴くと、圧倒的に音像と空気感が違って聴こえます。迫力が云々ではなく、ミキシングの素晴らしさや音の粒が見えてくるハズです。実際サラウンドシステムで見た際も素晴らしいと思いましたが、USA-33を通してステレオで観たときのほうが高揚感がありました。

とにかく「US+THEM」を観てください。年寄りにこんな作品出されたら若造はどうしたら良いんでしょう?

これまでロジャーウォーターズ/ピンクフロイドが苦手だったという人にも是非、体験していただきたいです。

通して一回、ステージ上の機材をチェックするためにもう一回、グラフィックと細部を確認するためにもう一回… 余裕で3回観れます。

MWrata

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