【BLOG】アコギ用ボードに歪みペダルが入りました
前回の投稿で「アコギを歪ませる」という事で、ギタリストのお客様よりオーダーのあったペダルボードを構築。完成しました。
こちらです。
パッと見て頂いてわかるように、特にタネも仕掛けもございません。
しかしながら、なかなか個性的なシステムになっています。
信号はギターからKORG PITCH BLACK ADVANCE(チューナー)へ行き、
その後でEMD PD1(オーヴァードライブ)へと流れます。
PD1は今の所、当店のみで取り扱わせていただいております。
とても素晴らしいペダルです。詳しくは商品ページを参照してください。
続いて、Strymon COMPADREへ。
こちらStudio Modeで、ほぼ「掛けっぱなし」のコンプとして使用。BOOSTは単音弾きでのオブリや、サウンドを際立たせたい時に使用します。その後、同じくStrymonのTIMELINE DELAYへ。今回わかったことは、TIMELINEがアコギとの相性がすごく良いということ。ベースやアコギ、キーボードなどサウンドのレンジを持った機材には最高です。
続いて、プリアンプ的音色補正だけでなく、積極的なサウンドメイクしても使用できるSOUCE AUDIOのEQ2を繋いでいます。このペダルがこのシステムを特徴的にしています。
今回はエレアコとエレガットを使い分けるため、2つのEQ設定を使用したいという希望がありました。このEQ2は内部に独立した10バンドx2チャンネルのプログラマブルEQを搭載。MIDIと併用すれば128通りのEQ/レベルなどの設定を記憶可能です。また、チューナーモードも用意されており、441Hzなどの細かい設定も可能。
さらにPCとリンクすることで、より細かなエディットが可能。リミッターやノイズゲートも備えています。という事でアコギには好都合なワケです。
EQ2は外部スイッチを併用することでアウトプットの切り替えが行えます。さらにアウトプットの切り替えと同期して、2つのEQプリセットが切り替わります。これにより、アコギ/エレガットを持ち替える際にアウトプットを切り替えてやる事で、PA側に独立したEQ処理(音量設定も)を施したアウトプット信号を送り出せます。このアウトプットの切り替えは外部スイッチ(今回はSource Audio TAP SWを使用)で行います。
最後にDIにもこだわらないと…
と言う事になりROGER MAYER ACTIVE D.Iをオススメしました。このD.Iは…効きます。色付けが少なく、しかしながら力強い。とても良いD.Iです。
ちなみに電源はStrymon Ojaiを使用。
ケーブルにはEvidence Audio Monorail SISを使用しました。
文章だけ読んでも「なんのこっちゃ」かもしれません。
というわけで、ギタリストN様がお引き取りに来店された際に動画を撮らせていただきました。ぜひチェックしてみてください。
これから実際にライブセッションでご使用いただいてフィードバックをいただく予定です。
MWrata