新ブランド6Turnsとは?
渋谷店ニシキドです。
今回はクルーズ吉岡代表の立ち上げた新ブランド6Turnsに関してブログを書いていきたいと思います。
卯年の吉岡代表がプロデュースするプライベートブランドはUSAGI-YA、Rabit isと展開していき、2020年のプロジェクトとしてはRabbit 69、そして2024年新たに6Turnsが立ち上げられました。実はそれぞれブランド毎にコンセプトが違うのです。今回はRabbit 69、6Turns それぞれのこだわりとコンセプトをご紹介していきます。
Rabbit 69
2020年に69歳を迎えた吉岡氏が、2021年11月に70歳を迎えるまで の 1 年間に69本の様々なオリジナル製品を企画・製作するという構想。
代表的なモデルStill / Tillはボルトオンスタイルギターのボディ材に極上のワンピース本ジュラスマホガニーを大胆に採用。ボディには長年エアドライしたホンジュラスマホガニーを贅沢に使用。またその鳴りを最大限に活かすためオイルフィニッシュで仕上げました。

さらにその後に続くStillsでは新規軸のジョイント様式「ステップジョイント」を採用し、ハイフレット/高音弦での音に芯を出すべく構造に拘りました。


アコースティックラインのLucky13では希少材のニュームーンスプルースをトップに採用。ニュームーンスプルースはムーンウッド(月齢伐採材)の一種で月の満ち欠けを見極めながら樹木を伐採するという方法で切り出された木材のこと。樹木は満月の頃に多く水分を吸い上げ、新月にかけて土壌に戻すというサイクルを持つため、含水率が少ない新月に伐採された材は動きの少ない良材とされヨーロッパでも古くからクラシック弦楽器などを製作する際に重宝されています。
構造の部分では13Fジョイントを採用しているのが特徴で 12Fジョイントのもつ柔らかな響き、14Fジョイントによるハイポジションでのプレイアビリティ。それらサウンドと弾き心地を両立するという贅沢なコンセプトで製作されました。(こちらはまだGETできます!↓)
Rabbit69では主に楽器の素材や構造にこだわることによって弾き心地と音に反映させた楽器つくりがテーマでした。サウンドや見た目の美しさだけではないロマン溢れるモデルたち。一体どんな音がするんだろう?と想像を掻き立てられる、新しいインスピレーションをくれる楽器でした。
そして2024年より始動した新ブランド6Turns。
6Turns
40年以上に渡り各種楽器の企画・製造・販売に携わっていたクルーズ代表 吉岡が72歳を機にLike Musician’sをテーマに弾き心地、音、素材にこだわったブランド6Turnsを新たに立ち上げました。名前の由来は12支を6周回って という意味です。
Like Musician’sというのは
ミュージシャンライクな、(使い込まれた)ミュージシャンギアのような などの意味を含ませております。




またパッと見た時、ギターの後にミュージシャンの姿が浮かぶ/音が聞こえてくる そういった意味合いもあります。実際にSTシェイプの2機種Kayman’sとBurrow’sはガルシア〜ギルモア〜JMという明確なミュージシャン像が落とし込まれており、TLシェイプの2機種13Nightと15 Nightにもいくつか思い浮かぶミュージシャンが。またナッシュビルスタイルのプレイヤーの影や音が浮かんでくると思います。50/60年代仕様をベースとした”時代の音”も自然と聞こえてきます。
実際に手に取って音を出してみると、きっと自身が受け取ったイメージの音が自然に出てくる/引き出せると思います。先日公開した下記の動画はまさに思い通りの音が出てくれていました。
期待している音が期待通りに鳴ってくれる。厳密に言うと少し先に行っていて引っ張ってくれる感じ。インスピレーションが浮かんでくる、導かれる、あの感じです。6Turnsの楽器はそういった魅力を持っている楽器です。
是非チェックしてみてください。
渋谷店 ニシキド