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【六弦多楽】特別なトーンをその手に(Sadowsky Archtop Jacaranda)

【六弦多楽】特別なトーンをその手に(Sadowsky Archtop Jacaranda)

こんにちは。和田です。
桜も散って、新たに新緑芽吹く季節となりました。
まだ私は花粉症でズルズルではありますが…。

さて、新しい芽吹きという事で、当店に新たに入荷したコチラをご紹介
Sadowsky Jim Hall Jacaranda & SS-15 Jacaranda

Sadowsky Archtop 詳細はコチラ

Sadowskyのフルアコです。
日本製での生産完了が発表され、こちらが日本製最終生産となります。
最終生産に選ばれたモデルはSadowsky Archtopシリーズを代表するJim Hall ModelとSS-15の2モデル。
共にフルアコとしては小振り&薄手のボディを採用しており、弾き易さはもちろん、ハウリングにも強く、ライブでの使用にも適したモデルです。
最終生産ということで、今回入荷の2本はハカランダ合板を使用した特別仕様。
フルアコのテイストにハカランダらしいコーンと深みがあり、ハジけるテイストが加わったこれまた堪らないモデルです。
とは言えども、

この仕様のフルアコって音の予想がなんとなくしかつかない…。

実際、私も予想があまりつかなったので、この機会に紹介動画を。

共にフルアコとしては小振り&薄手というのもあり、普段エレキギターしか弾かない私でもほとんど違和感なく弾けてしまいます。
SS-15に関してはもう完全にエレキギター感覚で弾けてしまいます。
それにしても、

フルアコってこんなに音伸びるのね…

と改めて。
テールピースがウッドというのもあり、よりナチュラルに伸びていく感じが堪らないです。
そしてそこから響いてくる倍音感がたまらない。ちょっと油断するとハウってしまうかな…っとなるところですが、薄手ボディというのもあり、その手前くらいで気持ち良く響いてくれるところからも、凄く良く設計されているんだなと感じます。
そしてコーンとハイレンジで伸びて来る倍音、やはりこれはハカランダ材の効果と言えるでしょう。よく木琴のようなトーンと例えられる事がありますが、まさにこの感じです。弦を弾いた後に伸びて来るこの倍音感が堪りません。

まさにこの仕様だからこその特別なトーン!!

ぜひこのトーンを存分に味わってください。
さて、両モデルの特徴を簡単にご紹介。
Jim Hall モデルは16インチの少し小振りかつ、フィードバックコントロールを狙った薄手のボディ。
アコースティックなレスポンスを目指し厚みを落とした5プライ、ネックシェイプはジム・ホール氏と何度もリシェイプを重ねて決めたと言われるだけあって、フィット感もよく、弾いて疲れない丁度良いネックです。

シグネイチャーモデルだとちょっと構えてしまうかもしれないですが、

シグネイチャーモデルだからこその弾き易さ

があります。
フルアコ感がしっかりありながらも、アコースティックなテイストも楽しめる面白いモデルです。
しっかりジャズをやるプレイヤーはもちろん、極力フルアコに近いテイストでプレイしたい、ライブしたいエレキギタープレイヤーにオススメなモデルとなっています。

そしてSadowsky Semi-Hollowモデルと同サイズのボディをもったSS-15。
15インチ&薄手のボディとエレキギター弾きの方でもすっと馴染むモデルです。

生音での弾き心地も15インチのセミアコに近いテイストであるのですが、弾いた後にグッと伸びて来る感じはやはりフルアコ。なかなか面白い弾き心地です。
こうなるとアンプに繋いだ時はどうなのか?っと思うところですが、生音とはうって変わってアンプからの出音は

フルアコそのもの

です。まぁ、フルアコだから当然でしょ!!っと言われればそれまでですが、この出音はなかなか驚きです。動画を見た方から、(今回は)同じように聞こえるように寄せたの?っと聞かれる事もありましたが、(私の意識の中では)弾き方は変えていないのですが、確かに前半のバッキングは近しいものがあるように聞こえます。
が、後半の単音メロディの時にボディサイズ、厚みの違いが感じ取れると思います。
実際に弾いていてもJim Hall Modelの方が音がグーンと伸びてきます。
こうやって色々やっていると

フルアコって楽しいですね!!

アンプに繋いではもちろんですが、生音でのアコースティックな響きも面白い。
基本的にドライブしているのが基本な私でも、クリーントーンがこんなに伸びると色んな事が思いついて新鮮でした。今回の動画ではそこまでする余裕はなかったですが…。

六弦多楽

【特別なトーン】を楽しんでみませんか?

和田