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【村田ブログ】貫禄のスペクターベース

【村田ブログ】貫禄のスペクターベース

珍しくベースをピックアップします。
何故なら…もっと注目すべきベースだと思うからです。

伝統と進化の融合が
オールドUSA NSシリーズに迫る

現在でもUSAスペクターは変わらずニューヨークでハンドメイドされており、その市場価格は100万円を余裕で超えてしまうハイエンドモデルとなります。そんなスペクターならではのデザインとプレイアビリティ、サウンドを手の届く価格で提供してくれるのがEUROラインになります。

「Euro 4 Classic Aged」は、伝統のUSAオリジナル「NSデザイン」を忠実に継承したプロフェッショナルな4弦ベースです。ウエイトリリーフされた北米産のソリッドメイプルボディとネック・スルー構造による極上のサステイン、さらにEMG製アクティブP/Jピックアップ+BTSプリアンプによるクリアかつパワフルなサウンドと言ったスペクターならではのサウンドを兼ね備えています。ちなみにウエイトリリーフ加工は初期USA NS-2モデルでも重量に配慮した加工が存在していたため、その精神を継承した現代的なアプローチであると言えます

ご紹介する「Euro 4 Classic Aged」の外観は手作業による大迫力のニトロセルロース・エイジド・ラッカー仕上げを持ちます。まるで長年プレイヤーとともに歩んできたような貫禄と風格を持っており、外観、サウンド共に「即戦力」として現場で活躍できる1本でしょう。

ジャンル特化型の実戦仕様

Euro 4 Classic Agedは特に以下のジャンルで力を発揮すると思います

・ ハードロック:厚みのあるローエンドと芯のあるアタックがバンドアンサンブルに深く食い込みます
・ DUB / REGGAE:アタックの存在感とスルーネックの生み出す安定したLOWと豊かなサステインがグルーヴィーでヘヴィーなサウンドを支えます
・ METAL:EMGピックアップの俊敏なレスポンスが、速弾きやタイトなリフを際立たせます

スペクターユーザーと言えばPANTERAのRex BrownやCannibal CorpseのAlex Websterと言ったミュージシャンに代表されるクリアでヘヴィなサウンドはもちろん、Living Colour / TackheadのDoug WimbishやT.M. Stevensと言ったグルーヴィーでファンクネスなサウンド、そして日本では後藤次利氏等が様々な音楽にスペクターベースの相性が良い事を証明してくれています。超ヘヴィーでありながら芯のあるサウンドはこのEUROシリーズでも健在です。
動画を拝借しました。すごいメンバーなのは勿論ですが後藤さんのベースの音とフレーズはやっぱり凄いです。お店でも何回も聞かせていただきましたが、信じられないくらい太いローエンドにビックリします。

ピック弾きではPJならではのドンシャリサウンドが際立ち、フィンガーではローレンジに存在感が際立ちます。スラップでは24フレット仕様ならではのタイトなサウンドが持ち味でしょう。

アンサンブルで際立つ存在感はNSシリーズならではです。
是非チェックしてみてください。

Specifications

・ボディ:北米産ソリッドメイプル(ウェイトリリーフ加工)
・ネック:3ピース・メイプル / ネック・スルー構造
・指板:ローズウッド(マザーオブパール・クラウンインレイ)
・スケール:34インチ(ロングスケール)
・フレット数:24フレット
・ピックアップ:EMG Reverse P(フロント)+ EMG J(リア)
・プリアンプ:EMG BTS(アクティブ2バンドEQ)
・コントロール:Vol(P) / Vol(J) / Treble / Bass
・ナット:真鍮製
・ブリッジ:Spector Locking Bridge(アルミ/真鍮製)
・ハードウェア:クロームまたはゴールド
・フィニッシュ:ニトロセルロースラッカー(手作業によるエイジド加工)

付属品

・Spector純正ギグバッグ(またはハードケース)
ツールキット / 保証書