【LINE6 Helix Studium】他の機材との相性は?
Helix Stadiumブログ パート2です。その1はこちらから
その前に…起動時間に関して
店頭でも質問頂きましたので本体の電源オンから使用可能になるまでの時間を測定しましたが、約1分で使用可能です。この時間を長いと取るかどうかは貴方次第です。
さて、この起動時間の件を含め、他のプロセッサーとHelix Stadiumを比べて云々を語るつもりはございません。それぞれの機材に設計の意想や仕様があるからです。ですから、当店のブログでは「これは良い/これが良い」というポイントをピックアップしていきます。

LINE6はSTOMP BOX MODELER M5やM13、さらにはラックモデルの時代から他のエフェクトとの共存が考えられていました。簡単にいえば「この機材で全てをまかなう」というよりも「何かと組み合わせて使えるよ」というアプローチです。
モジュレーションやフィルターモデラーなどはスタンドアロンモデルなので普通にコンパクトエフェクトの様に使用できました。なかでもU2のTHE EDGEのラックにディストーションモデラーとPOD PROが入っていた時は「あの人がデジタルディストーションを使うのか?」と驚いたものです。つまりヴィンテージアンプやペダルフリークが使える音であり、それらと共存できる音であるという証明になったワケです。
ではこのHelix Stadiumではどうでしょう?ということでチェックしてみました。まず使用するプリセット。Heliox Stadiumには素晴らしい「US/UK STEREO」というプリセットがデフォルトで用意されています。簡単に言うとアメリカンアンプ(Fender Delux Reverb)とブリティッシュアンプ(VOX AC30)をパラレル(並列接続)してステレオで鳴らす、というプリセットになります。これが本当に普通の音…というか当たり前のアンプサウンドで素晴らしいのです。
前回のお話にも通じるスタジオセッションから趣味のギタリストまでが楽しめるサウンド。しかもド定番のサウンドなのに実機では中々難しいアンプ2台鳴らしが楽しめるんです。でもファズ野郎的にはもう一捻り欲しいところ。
と言うワケでこんな感じのプリセットを組みました。
ポイントはアンプがAC30とHIWATT 100(つまりUK/UK Stereo)になっているというところ。アンプに合わせてキャビシミュレーターもSILVER ALNICOとFANEの412に変更し、音圧を稼ぎつつ音に上下の音伸びを加えています。やや一方のスピーカーにややディレイをかけてリアルマイキングの味わいを(ちょっと派手ですが)加えつつ、マイクチョイスなども普段好むスタイルに…
さて、この状態で外部エフェクトを使用してみましょう。

まずはMullardのNOSゲルマトランジスタを使用しているD*A*M GB80が店頭にあったのでそちらをチョイス。BuzzaroudとMK III/MK IVを掛け合わせつつ80年代風に仕上げた…というマニアックにも程があるスタイル。このペダルの個性がそのまま活きていたらHelixの勝ちです。
動画です。
いかがでしょうか。
Mulard OCらしい豊かな倍音とささくれたサチュレーションを含みつつ、歪みを上げていくと密度が増すBuzzaround的サウンドが見事に収められました。ヘッドフォンでもこの音ですし、今回もHelix StadiumのUSBアウトからiPhoneに直接接続してiPhoneのカメラで撮影しています。つまり使用したのはギターとペダル、Helix SadiumとiPhoneのみです。

もちろん、Helix Stadiumのインプット設定画面でインピーダンスの調整などを行うことで、さらにリアルな弾き心地に近づけたり、音の質感を変えることも可能です。さらにHelix Stadtiumのエフェクトを加えたら…と、結構すごいことになります。
Helix Stadiumと外部エフェクターの相性は素晴らしく、センドリターンに接続する使用法だけでなく、Helix Stadiumの手前にペダルを置いて(しかもヴィンテージファズモデルまで)使用しても良い結果が得られます。これは他のプロセッサでは得られないサウンドと言えると思います。しばらくこのプリセットでエフェクトのチェック動画を撮ってみようと思います。
村田
