“ガレージテイスト”が海外のトレンド！？そしてビッグネーム登場…
渋谷店ニシキドです。
今回はタイトルのテーマに触れつつCrews Maniac Sound Aristoteles V2.を改めてご紹介していきたいと思います。ー兄弟モデルであるVEGAS V2.はよくブログを書いていた記憶がありますが、Aristoteles V2.は久々な気がします。
では早速ご紹介していきましょう。
Crews Maniac Sound Aristoteles V2. Muddy Green
よく「テレキャスシェイプですか？」と聞かれますが、ディンキーなテレキャスという表現がしっくりくると思います。テレキャスターを少しスマートに、ホーン部もシャープになっており、スタイリッシュに仕上がっております。「シェイプがかっこよくて…。」と試しにいらっしゃる/手に入れてくださるお客様もとても多いです。ボディバックも美しいです。深めのコンターは美しい曲線を描いているだけではなく、身体へのフィット感も向上させてくれています。
こう見えてボディ材にアルダーやアッシュではなく、マホガニーを採用しているのがこのギターの最大の特徴です。マホガニーボディの力強さとメイプルネックのスピード感、ボルトオンジョイントによるパンチ感を見事なバランスで仕上げたのがこのAristoteles V2.というギターです。
そして今回のカラーリング(Muddy Greenと名付けました)と透過する1PLYの鼈甲ピックガード、エイジドホワイトのコントロールノブ、飴色のトグルスイッチキャップは僕がチョイスさせてもらいました。Aristoteles V2.は従来パーロイド・ピックガードやゴールドパーツを用いたり、ゴージャスでキレイめなルックスに仕上げることが多いのですが、今回は言うなれば“ガレージテイストなルックス”に仕立てたかったのです。
“ガレージテイスト”と表現しましたが”ガレージロック向け”というわけではなく。小規模工房発だが所謂”手工系”とはまた違う方向性で、個性を発揮しビザールライク、時にインダストリアルな雰囲気を纏ったギター。Ariel Posenの使用するMule Resophonic Guitarsや、Queens Of The Stone AgeのJosh Hommeが使用するMotor Ave Guitarsみたいなイメージです。他にも結構そういったテイストのメーカーがありますね。少し前から海外ではこういったブランド/メーカーが沸々と盛り上がりを見せている印象です。
Ariel Posen
w/Mule Resophonic Guitars
Josh Homme(Queens Of The Stone Age)
w/Motor Ave Guitars
あくまでクルーズカスタムギターらしいプレイアビリティを持たせながら、それらのテイストを取り込んでみたかったわけです。そんなわけで少し前に撮影したサウンドチェックもAriel Posen風のサウンドを意識して弾いてみたのでした。
また今回配線の一部を変更しました。ここだけ少しガレージっぽさというか無骨さを出したく、従来標準装備の”TONEポット PUSH/PUSHで両ハムバッカー・スプリット機能”をなくしております。
最近の気付きで「VOLUME＆TONEを使えば意外とシンプルな2ハムバッカー配線でも色々なサウンドが出せるな」というのもあってシンプルな2ハムバッカー/1VOL/1TONE/3WAYセレクターという構成にしてみました。そんな話を少し前の動画でお話しました▼(ですがお望みの場合は無償でスイッチポットに交換しスプリット可能にします。/ その他変更も可能です。ご相談ください。)
また、よりガレージ感/インダストリアル感を出すならGOLD FOIL系のピックアップを搭載してみてもいいかもしれませんね。こちらもご相談ください。
ヘッドストックはマッチングにせず、ナチュラルカラーでもなくブラック/ホワイトロゴにしてみました。
かっこいい！！
先ほど海外のトレンドを意識して..というお話をしましたが、なんと！なんと！皆さまご存知であろうJohn Mayer、D’Angelo、Steve Lacyのバンドでギタリストを務めてきた”ネオソウルギタリストの代表格”である、あのアイザイア・シャーキー氏が「このギターなんだけど…ルックスにやられてしまったからどうしても手に入れたい。」と連絡をくれました…!! 正直めちゃめちゃ嬉しかったです。
シャーキーさんとは昔からお付き合いがあり、すでにネイビー(オイルフィニッシュ)のAristoteles V2やALV、先日公開されたReverb Sessions(とても素晴らしい動画ですので必見)の動画全編にわたってプレイしてくれた”世に出ていない試作品モデル”など複数本のクルーズギターを使用してくれています。
「2ハムバッカー レギュラー仕様のAristoteles V2は1本あるから、今回はHSH仕様にカスタムしてみて欲しい。」とのこと。絶賛製作中…!!そう遠くないうちにシャーキーさんがHSHのカスタムAristoteles V2.を演奏する姿が見れるかと思います。どんな音を聴かせてくれるのでしょうか。とても楽しみです！！
〜後日更新〜
無事シャーキーさんの元にギターが届きました。今後のシャーキーさんとこのギターの活躍が楽しみで仕方ありません！！
そんなところで今回のブログは終わりたいと思います。
ありがとうございました。
渋谷店 ニシキド