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復刻カラーのBottom’s Up。

復刻カラーのBottom’s Up。

渋谷店 ニシキドです。

今回はこちらのギターをご紹介していきたいと思います。

Crews Maniac Sound Bottom’s Up 2025

■ Crews Maniac Soundと“Bottom’s Up”の歩み
カスタムコンポーネント時代から始まり早40年。Crews Maniac Soundは、常に“プレイヤーと共にある楽器”を追求してきました。中でもこの Bottom’s Upシリーズ は、多くのプレイヤーに信頼され続けてきた代表作です。その時代ごとに「今の音」を表現するためのパーツ選定やスペックを細かく調整し、Crewsが考える“今あるべきサウンド”を体現してきたモデルと言えます。

■ “音楽的な余白”を持つギター
SSHレイアウトのカスタムギターというと、オールマイティさを重視するあまり、どこか「あっさり」した印象のモデルも多いかもしれません。しかし、Bottom’s Up は違います。このモデルには“音楽的な余白”があります。単に”器用で優秀なツール”としてではなく、プレイヤーの出方に応じて反応する“対話する楽器”としての面白さがあるのです。

実際にお客様が初めてBottom’s Upを体験された際、最も驚かれるのがこの部分です。「もっとフラットな性格かと思ったら、ちゃんと暴れさせようとすると暴れるんですね。」とよくおっしゃって頂きます。

2025年モデルで最も大きく進化したのが、搭載されているピックアップです。6Turnsの3Sモデル「Burrows」開発中に誕生したシングルコイルと、同じく2Hモデル「Jumping Landing」開発中に生み出されたハムバッカーを採用。

フロント&ミドルシングルコイルはテキサスブルース系シングルコイルピックアップに求められるセンシビティー/レスポンス(ピッキングへの反応)とミッドレンジの豊かな音色をブラッシュアップ。コンプ感がありながらもスピード感も重視しています。また、ボード内で多くのエフェクトペダルを通過しても失われないギター本体の力強さだけでなく、ライン環境/デジタルプロセッサー等との相性も考慮。各ピックアップはボビンへの巻数を稼ぎながらもオープンでクリアな音色をキープしています。

ブリッジハムバッカーは80年代から続くホッドロッドPAFをイメージしたモデルで、スラッグ/アジャストの各ボビンにギャップを持たせる事でオープンでパワフル、かつクリーンサウンドもリッチな音色を聞かせてくれます。

今の時代を生きるギタリストの求めるサウンドと機材環境を考慮した設計です。

■ プレイアビリティと信頼性
演奏性の面でも長年積み上げてきた数々のアップデートが施されています。
• ハイフレットでのプレイを快適にするボディバック・コンター
• 即座にネック調整が可能なトラスロッド機構
• スムーズな弦交換と高い安定性を誇るマグナムロックペグ
• 音楽的なコントロールを可能にするCrewsオリジナル・ポットによるコントロール部
• 長時間の演奏でも疲れにくいカスタムCネックグリップ(サテンフィニッシュ)

などを標準装備。長く信頼できる1本として仕上げられています。

■ カラー&バリエーション
今回ご紹介の個体は、美しい Shoreline Gold フィニッシュ。

2014年モデルで好評を博したカラーの復刻版です。

さらに、新色として Burgundy Mist Purple も製作。パーチメント3プライ・ピックガードを組み合わせ、クラシカル/トラッドな印象を持ちながらも上品な存在感を放ちます。

カラー以外にも材違いのバリエーションをラインナップ。今回ご紹介したアルダーボディ×ローズ指板の他に、アッシュボディ×メイプル指板のモデルもございます。

■ 最後に / そのサウンドとは?
“楽器”として長く愛用していきたい人にこそ触れてほしいモデルです。ちなみにBottom’s Upというネーミングの背景は、その昔 弊社代表 吉岡がマイケル・ランドゥ氏に会い、当時製作していたギターを弾いてもらったというエピソードにあります。

気になるサウンドは是非こちらの動画からチェックしてみてください▼

最近だとこちらの動画でも使用しました▼ Blackstar BEAM SOLOのサウンドライブラリにある様々な音色/エフェクトをBottom’s Up 1本で弾いています。

是非 手に取ってお試しください!

今回は以上となります。最後まで読んで頂きありがとうございました。

渋谷店 ニシキド

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