足し算、引き算を楽しむ(Crews SEC 2025)
※2025年12月4日追記
こんにちは。和田です。
いきなり冬か!!っという気温変化。なかなか堪えますね…。
さて、ベースの入荷に続き、Crews ギターも続々と入荷しております。
まずは今回のブログのお題のCrews SEC 2025

に続き、気になるギター達が入荷。
Crews Strange Black、Lucky Red

このルックス、そしてこの仕様。と、言う事はアームバーももちろんこのタイプ。
ご期待ください。

さて、今Crews Maniac Sound SEC 2025のご紹介です。
80歳&武道館110回公演の記憶に新しい、あの時の最新ECスペックを踏襲した仕様となっています。
ピックアップには新たにFender UltraNoiseless Vintageを搭載。コントロールもTBX(Lowcut-HighCut)コントロールからパッシブトーン(High-Cut)となっております。

さぁ、今回の心臓部となるFender UltraNoiseless Pickup
Lace Sensor Gold、Fender Noseless、Vintage Noiselessに続く、新ピックアップです。
このピックアップ、Ultraの名の通り、ウルトラノイズが少ない!!(語彙力が…)
EMGピックアップ並みと言いますが、あまりに静かすぎて思わずケーブルを繋ぎ忘れたのか?っと思うくらいです。
パッシブのノイズキャンセル系のピックアップは構造上からどうしても独特なパワー感があったり、ハイレンジがちょっと…っというところがありましたが、Ultranoiselessではそういったところを感じさせる事無く
しっかりシングルコイル
しております。
流石Ultra Noiseless!!ウルトラな完成度です(語彙力…)
もちろん、ミッドブースターとの相性もバッチリ。
アップすることによって、押し出し感がアップし、フルアップ近くではハムバッカーのようなパワフルなテイストを。そして、ボリュームとトーンをコントロールする事で、あのウーマントーンが!!
実際に弾いてみて、コントロールしてみて思ったのが、今回の組み合わせではローカットが必要ないと言う事、つまりはボリュームとハイカット(通常のトーンコントロール)のみで欲しいサウンドを得られるという事です。
今までの場合はミッドブースをグッと上げた際や、深くドライブをさせた際にボリュームコントロールでは抑えきれないローの暴発感があり、TBXコントロールで少しローをカットするというシチュエーションがありましたが、UltraNoiselessでは良い意味でそこまでの暴発感がなく、アンプ側がややブーミーになって来たときや、アンサンブルでこれ以上はちょっと邪魔になるかなって際にボリュームコントロールだけで対応出来る印象です。
最新ECスペックがTBXではなく、トーンに代わったのも納得です。
もちろん、これまでの仕様ちょっと暴れ馬な感じと闘いながらのサウンドもこれまたロックで良いのですが、新しいSEC 2025は
足し算、引き算がしっかり出来るギター
として今まで以上に仕上がっております。
ミッドブーストによる足し算、ボリューム、トーンコントロールによる引き算で、出したい音にアクセスできる。STなテイストからセミアコ、SGの様なテイストとSECならではのサウンドをより引き出しやすくなった感じがします。
さらにスポット的にUltraNoiseless Hotを搭載した個体もご用意しております。

従来のVintage Noiseless、Hot Noiselessの時と同じ感覚でVintageはEC、HotはJBという感じは同じです。Hotの通りパワーがしっかりありますが、ボリュームを絞った時にギラっとしたシングルサウンドが面白い。そしてMid Boostをアップするとこちらはまるでハムバッカーの様なサウンドへ。
足し算、引き算のVintageに対してHotは
引き算、足し算がしっかり出来るギター
という感じでしょうか。
SECはバネ5本張りのベタ付けセッティングがデフォルトなりますが、こちらはバネを減らしてフローティングセッティングでグイグイ弾きたくなる1本。※お渡し時にお好みに合わせてのセットアップ出来ますので、お気軽にご相談ください。
そう気分はまさにOver The Rainbow
そういった部分も含めて、トークでの解説&実演、そしてそれぞれの特徴を活かしたプレイをした動画を録ってみました。
シンプルにピックアップのパワー(キャラクター)の違いだけでなく、ミッドブースターを使用した時の効き具合の違い、美味しいポイントの違いに注目して頂ければと思います。
最新ECスペックを踏襲したCrews SEC2025。
ぜひこの2本弾き比べてみてください。
お待ちしております。
それでは。
和田