1分に１台くらい新作が発表されているのでは？と思える程、まだまだ衰えを知らないエフェクター市場。そんな中、流行り廃りに流されずに我が道を行くブランド、おなじみEastern Music Deviceより新作エフェクターが届きました。

製作者は毎回「これが何を目指したペダルである」などの情報を一切語らずペダルを送ってくるので、こちらとしても真剣にチェックしなければなりません。

今回のペダルの第一印象は「トーンマスターみたいだな」でした。非常にスピード感があり、低域がバッサリ無くて突き抜ける様な音。クリーンでありながらサチュレーション的な歪み感。よく効くトーンコントロール…シビアだ。でもいい音。つまり「良いトーンを得るために、もっとギターの練習をしなさい」と言われている様なペダルです。 スタッフ錦戸の感想は「トレブルブースターみたいですね」スタッフ和田は「なんか弾きずらい位にシビアな音ですね」でした。

その旨を製作者に伝えると「実はトレブルブースターの回路をベースに、使い勝手を向上させたりアレンジしていった過程で生まれたペダル」とのことでした。ブースターとオーバードライブの間の子、という感じでしょうか？

私が感じたトーンマスターを連想するスピード感やロー感、錦戸が感じたトレブルブースター感、和田が感じたレスポンスの速さ＝弾きにくさ… も納得の内容。しかしながら昔ながらのいわゆるトランジスタ回路ではなく、オペアンプでデザインされているのが特徴とのこと。これにより、当ペダルの前後に接続するペダルやその他インピーダンスの影響を抑えつつ、トレブルブースターを使用した時の様にアンプをプッシュしてストロングなサウンドが得られる様です。トレブルブースターじゃないけどそれっぽい…という事で色々と可能性を感じたので当店先行にてお取り扱いをさせて頂く運びとなりました。

初回デリバリは5月末以降になります。サンプル実機を明日5/3より店頭でお試しいただけます。もしご予約などをご希望の皆様はこの機会に実際の音をお試し上、お申し付け下さい。ちなみにPD1/PD2などとは音の傾向が異なりますのでPD1/PD2を所有されている皆様も機会があればお試しください。

EMD(Eastern Music Device) TB1
予価：39,600円（税込）

そしてもう一台…　

しかし長くなってしまったので明日ご紹介します

村田

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