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【Repost Blog】チューブアンプにセンド・リターンを追加する(Fryette PS-2 PowerStation)

【Repost Blog】チューブアンプにセンド・リターンを追加する(Fryette PS-2 PowerStation)

こんにちは。和田です。

自宅でアンプを楽しむ為に

サポート承ります!
さて、そんな中、当店でも推しているこの組み合わせ
VOX MV50 & Suhr PT15 112 Cabinet

自宅で良い音で弾ける丁度良いアンプを探されている方にお勧めする事が多く、当店ではお馴染みの光景ではありますが、やはりこの状態で見るとビックリされる方が多いです。
そして試奏してもう一回ビックリされる方も多いので、中々なビックリ箱です(笑)
そんな中でふと試奏されたお客様が呟かれた一言

これにリバーブ付いていればもっと良いのに。

確かに。
が、MV50にはセンド・リターンがないので、歪の後にリバーブを効かせる事はできません。
EVH風にアンプのプリ(インプット)にテープエコーを効かせた、80年代ハードロックサウンドは出来ますが、リバーブとなるとプリの後ろ(ポスト)部分に効かせたいところです。
そこで登場するのが、コチラ

当店で最も推しているパワーアッテネーター・ロードボックスであり、本来のパワーアンプとしても優秀なものです。

デジマート/Yahoo

PS-2の優秀さは先日のブログでもご紹介したので、こちらも合わせてご覧頂ければと。

で、本題に入ります。
Fryette PS-2にはセンド・リターン端子があり、パワーアンプセクションの前にその回路が通っています。
なので、センド・リターンが付いてないアンプでPS-2を通せば

センド・リターン機能が追加できる

という訳です。
これで今回の様にセンド・リターンがないアンプでもポスト部にリバーブやディレイを効かせる事が可能になります。
※ご注意!!
MV50の様にパワーアンプ部分がチューブでないもの(ダイオード使用している)でもFryette PS-2は使用可能です。
これらの場合は音量の大きさによるサウンドの違いは出ないものがほとんどとなりますので、アッテネーターを使う必要はなく、マスターボリュームを下げればOKという場合が多いです。
使用不可ではありませんが、これらのアンプの場合は100watt以上の大出力のものが多いので、その際はアッテネーターに対して過大入力となってしまい、故障、破損となる場合がございますので、十分ご注意ください。

しかもセンド・リターンが付いていないアンプはマスターボリュームが付いてないアンプが多いと思いますので、PS-2のアッテネーター機能で音量を落としつつ、さらにセンド・リターンが使えちゃう!

一石二鳥ではないか!

余談ではありますが、この機能を利用し逆に音を大きくする事もできます。
例えば5wattの小型フルチューブヘッドをPS-2を使って最大50wattで音を出すという事が出来ます。
つまり、アッテネーターの逆パターンですね。
PS-2は50wattですが、同じくFryette PS-100を使用すれば、100wattの出力で出すという事も出来ます。PS-100も機能はPS-2と一緒なので、センド・リターンを加えた上で、大音量にパワーアップ出来るという訳です。
当店では音量を下げるアッテネート機能の方で推していますので、より扱いやすいPS-2を推している訳です。
PS-100ももちろん良いのですが、パワー感が6550菅と言うのもあり、音量をグッと上げて

ガツーン

と出してあげる方向いていますので…。(やっぱり6550菅は負荷かけてナンボかと!)

ちょっと話が反れてしまいましたが、PS-2を使う事により、センド・リターンがないアンプでもポスト部分、要するに歪みの後段にディレイやリバーブを効かせる事が可能となる訳です。
今回はMV50を使用したので、ちょっと大掛かりに見えますが、これがセンドリターンがない大型アンプだと思えば、イメージしやすいですね。

いかがでしょうか?

センド・リターンが付いてない大型チューブアンプをお持ちの方は、もう

持っておくべきマストアイテム

と言っても良い程のものではないでしょうか?
ホントに良く出来てます。
気になった方はぜひお試しを!!

お待ちしております。
それでは。

和田