背景

【ブログ】納得の即戦力 MUSIC MAN JP6

【ブログ】納得の即戦力 MUSIC MAN JP6

こんには。和田です。
先日公開されたこちらの動画ご覧いただけましたでしょうか?

MUSIC MAN JP6について説明をいたしました。
ここでは動画では語りきれなかった内容を追加してご案内いたします。

MUSIC MAN JP6 John Petrucci 6 / Stealth Black

その名の通り、ジョン・ペトルーシー(以下JP)のシグネイチャーモデルです。
シグネイチャーモデルとなるとファン以外の方からは敬遠されがちな部分は少なからずあるかもしれません。
が、JPシリーズはジャンルを問わず数多くのギタリストに愛用されています。

それはなぜ??

と言うのを今回お伝えできればと思います。
JPシリーズは今回ご紹介したJP6(JP7)から始まり、10周年モデルとなるJPXからJP16まで日々進化を遂げる中でJPシリーズとは別途Majestyが登場したりと、JPの拘りに常に答える形で日々進化を遂げています。
そしてなんと2021年はシグネイチャー発売から20年。20周年記念モデルの入荷も楽しみです。

さてそんなJPシリーズの元祖となるのが今回ご紹介をしているJP6
動画で使用しているのはパーツも含めて全て黒で統一されたステルスブラックとなります。
通常はローズウッド指板なのですが、このカラーに限り指板はエボニーが使用されています。
一見すると2001の発売当初からスペックが変わっていないように見えるかもしれませんが、ブリッジのスタッドの位置が変更になっていたり、PUは最初は別のモデル(確かD-Sonic?)が搭載されていました。
またフレットもニッケルからステンレスにアップデートされて、今の仕様に落ち着いています。

PUはフロントにLiqui Fire、ブリッジにCrunch Lab。どちらもJPとDimarzio社によるコラボレーションモデルです。
ハイゲインでも潰れる事無く、タイトでバイト感のあるサウンドながらもアンサンブルの中で埋もれない抜けを持ち合わせたPUです。
これによって、ハイゲインで複雑なリフワークをしてもしっかりと聞こえてくる訳です。
使ってみると分かるのですが、ホントによく考えれたサウンドメイキングが出来ています。

そして何よりも拘っているのが、プレイアビリティ
他には類をみない大胆なエルボーカットに加えて、動画でも説明している通り、各コントロールの位置も考えられています。
セレクターを切り替えるのはもちろん、ヴォリューム類のコントロールもスムーズで初めてこのギターを持った瞬間にすっと使えてしまうプレイアビリティの高さがあります。
ですので、動画の様にピエゾとドライブの切り替えもサクッと行えてしまいます。
ヴォリュームノブやトーンノブにはゴムの滑り止めが付いていて、コントロールも正確に行えるという気の配り様。
またピエゾとマグネティックPUのアウトも別々で使う事が出来ますので、動画のようにFM3を使って足元で切り替えてしまうという事もできます。

プレイアビリティとパフォーマンスに関してはJPの拘りが強く、BFRシリーズでは1弦側のホーンがさらに細くなっていたりと細かな部分で年々変化しているところがあります。
BFRシリーズはJPX(10)からスタートしてJP16までは同スペックのモデルがなく、上記の様にホーンが違ったり、ボディ材が違ったり、ピックアップが違ったり、指板のラディアルの変更があったりと毎年新しいモデルが出るたびに

おおっ!!なるほど

と思わされていた記憶があります。
ちなみにJP16はフロイドローズ搭載でピエゾがないという歴代JPの中でも衝撃のモデルでした。
そしてトコトン追及し、Majestyへと繋がっていくのですが、すでにJP6の時点で

完成されたギター

ではあります。
私も気が付けば歴代JPモデルを全て扱ってきましたが、元祖となるJP6はやはり

完成されたギター

であると思います。
究極のモデルであるMajestyでもスペック変更がある中、JP6は固定モデルとして不動の地位を築いています。
実際に弾いていても

安心して弾ける

そんな印象です。
バスウッドボディ&メイプルネックという最も定番なスペックと言うのも大きいかもしれません。
サウンドメイキングに関しても、どんな楽曲が来てもスッと馴染ませることが出来るフラットさがあります。
ピエゾ搭載なので、急にアコースティックなサウンドが必要になった時にも即対応できるのも嬉しいところ。
ポップスの現場ではたまにこういう急な場面ありますよね。

ピエゾの音もまた良いんです。

クリーンサウンド時にアコースティックサウンドもほとんどと言って良いほど使用されているJPサウンドの中では必須の項目ではあるので、その音の良さも当然と言えば当然の事。
上記の画像の通り、アウトプットも分かれているので、いざとなればラインでそのまま繋いでしまえます。
使ってみれば使うほどに、色々な部分で

よく考えられたギター

と言うのがわかる1本です。
シグネイチャーモデルとしての枠を逸脱し、数多くのギタリストが愛用しているのもこれで納得頂けるかと。
JP本人のスタイルからプログレ系やテクニカル系向け専用ギターのような印象かもしれませんが、ロック系、フュージョン系にも使えるギターです。
シグネイチャーモデルであり、少し物々しいルックスなのもあるので、

気にはなっていたけどちょっと…

と思っていた方にはぜひ手に取って弾いて頂きたい1本。
きっと驚きと共にご納得いただけると思います。
お待ちしております。

和田