【渋谷店BLOG】PRS SILVER SKY “2019/2020 COMPARE”
先日のブログを補完する内容となりますが、PRS SILVER SKYの2019年と2020年それぞれのモデルを弾き比べてみました。
なぜか2019年モデルを2本弾いていますが、これは2019年モデルの中での「個体差」の様なものをみるためのサンプルです。重量はどちらも似ていますが、トーンにはやや変化があります。フーチーズのスタッフ間でも2019年のフロストとオリオングリーンでは好みの音が分かれました。
動画です。
いかがでしょうか。2020年モデルは軽やかなサウンドです。特に6弦の7フレット以降を弾いた時に2019年モデルはややブーミーな印象がありますが、2020年モデルはスッキリしていました。
PRS COREラインは2020年からボルトオンモデルを含め、このニトロ CABフィニッシュに移行します。それ以前の仕様に比べるとスッキリとスピード感を持ったサウンドに変化し、ヴィンテージギター的な鳴り感にシフトして行く様です。これは塗装の話だけでなく、すでにPaul’s Guitarから採用されたTCIというピックアップのモディファイも関係してきます。
ポールさんによるTCIの説明動画↙︎
T.C.I=チューンド・キャパシタンス・インダクタンス… K&Tピックアップのお話でもよく出てきますが…おなじみのキャパシタンス(静電容量)インダクタンス(誘導子)。それらをチュー二ングする、ということで、非常にややこしそうな話ですが、簡単に言ってしまえばピックアップの出力と音色の関係を見直して再調整した、という事でよろしいのではないでしょうか。単純に音が「ダマ」にならず、分離感が良くなり、アコースティカルなキャラクターになります。
現在市場では2019年(以前の)モデル、そして2020年モデルが徐々に入荷してきています。
PRSギターの購入をご検討されている皆様は是非、その辺りも含めてご検討ください。
また、ご購入やご検討中の楽器で、今回の様な弾き比べ動画などご希望の場合はお知らせください。
可能な限り対応させていただきます。
フーチーズ 村田