アンプキャプチャの新時代
「つまみ位置は固定でキャプチャ」はもう古い。
多次元モデル「AmpNet」が変えるアンプキャプチャの常識

これまでKemperやNAM(Neural Amp Modeller)をはじめとするAIキャプチャ技術は、そのリアルさやサウンドはすばらしいものの、例えば「ゲイン=5、トーン=ALL 12時」という様なアンプの設定のうち“ある一瞬の写真(スナップショット)”を切り取る作業に過ぎませんでした。すなわち、キャプチャしたデータ上でゲインやトーンノブを動かしても、それはデジタル側の(言ってしまえば)勝手な解釈で帯域をいじっているだけで、本物の真空管アンプの挙動とは微妙にズレが生じていたわけです。
真空管アンプ/実機アンプをお持ちの方なら、誰もがご存じのはずです。
「ボリュームやゲインを上げたとき、高域の通り方や低域の粘り(回路のサチュレーション)がどう変化するか」——これこそが、そのアンプの「生きているキャラクター」そのものであることを。
アップデートされたTwo Notes GENOME 2.0 に付属する Capture Studio がもたらした最大の革命が、この限界を打ち破るマルチパラメトリック(多次元)キャプチャフォーマット「AmpNet」です。

AmpNet は単一のセッティングを録音するのではなく、つまみを動かした際の回路全体の動的なレスポンス変化をまるごと機械学習(AI解析)します。これにより、デジタルに落とし込んだ後も、GENOME 内部の新エンジン「PARADEX」上で「実機のアンプノブを回してトーンや歪み感を追い込む感覚」がそのまま再現可能になりました。もちろんサウンドを学習させるにはこれまで以上の時間が必要になります。しかしながら、ゲインだけでなくEQの塩梅といったアンプの挙動や相互間の動きを捉えられるとなれば…その時間は決して無駄にはならいことでしょう。

だからこそ、ハードウェアには Reload II が欠かせない
ノブの可変挙動まで含めた多次元キャプチャを行うということは、「アンプのパワーアンプ部から押し出されるプロセスのすべて」を、余すことなくAIへキャプチャ/読み込ませる必要があるということです。

Celestion® 公認リアクティブロードの真価:
特にリアルスピーカーからは音を出さずにアンプサウンドをキャプチャする場合、使用するロードボックスのインピーダンス特性が不自然だと、ゲインを上げた際の低域の沈み込みや高域の飽和感が「偽物の挙動」としてAIキャプチャされてしまいます。Reload II の Celestion 公認リアクティヴロード回路は、実機スピーカーがドライブしている挙動をリアルタイムで極めて忠実に模倣するため、AmpNet の学習精度を決定づける「本物のレスポンス」を捉え続けることができます。
ワイドレンジ&超低ノイズなシグナルパス:
連続的なキャプチャ処理においても、アッテネーター特有の帯域ロスや色付けを一切排除。アンプ本来の倍音変化だけを過不足なくキャプチャ先(インターフェース)へ返します。


「アンプのスナップショット保存」から「真空管アンプの挙動そのものをデジタル化する」時代へ。
長年連れ添ってきた愛機のアンプの“リアルな挙動”を丸ごとライブラリ化するうえで、Torpedo Reload II はこれ以上ない最高の機材となります。時間をかけて作られたアンプデータはデジタルでも愛着が湧くこと、間違いなしだと思います。
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村田