【コラム】動画連動-ピックアップのお話し
渋谷店の村田です。
新人スタッフの錦戸氏発案による動画シリーズ、多くのご視聴をいただきありがとうございます。閉店後の店内で適当に撮影した動画が、割と準備して(それでもラフですが…)撮影した動画より高視聴とは一体どう言うことなのか… いまいち理解できておりません(笑)ほとんど楽器鳴らしてないし…
↓前回の動画です
とはいえ、多くの皆様にご視聴いただいたということで、錦戸氏が第2回を企画してくれました。今回は「ピックアップ」というお題で質問したいです!ということだったので、またしても閉店後に撮影しております。
さて、毎度偏った説明とやや横柄や私の話口調(申し訳ないです)は置いておいて、ピックアップと言う物は本当に奥深いものだ…と以前は思っておりました。最近はもっとシンプルに、まず楽器が良い音か?バランスは?という項目をチェックし、出したいサウンドの傾向のピックアップを選べば大体狙った音になるなという事がハッキリとわかって来ました。
加えて、最近はピックアップブランドも増え、興味深いピックアップも多いと思います。また、ネットが普及したことで国内外にピックアップに関する情報が溢れ、それに伴い全体的にピックアップの「質」そのものが良くなって(質が高くなって)いると思います。
さてさて、動画の内容に関しては実際にご覧いただければと思います。店頭にてピックアップの説明時に同じ様な事を話していますので、フーチーズ にご来店いただいた事がない皆様には特に参考にしていただければと思います。
動画です
諸々は今回の動画を観ていただき、興味を持っていただければ幸いなのですが、一つだけ改めて言わせてください。ボーカル用(楽器の録音もですが)マイクとギターやベースのピックアップは同じ様な構造のものです。ですから、ピックアップを変えてもギター本体の音色は変わりません(厳密にはちょっと変わるのですがそれはまた別の機会に!)動画でも言っていますが「どんなに高いマイクを使って録音しても、自分の声自体の音は変わらない」という事です。
録音に使うマイクが57でもノイマンのコンデンサーマイクでもサウンドの対象は同じ音です。でも、撮れたサウンドはマイクの特性が多いに影響します。57は中域をシッカリと拾います。ノイマンのコンデンサーマイクは、全レンジだけでなくその周りの空気感さえも拾い上げます。だからと言って(ちょっと極端ですが)メタルサウンドなギターを録音するのに、ノイマンのマイクは選ばないですよね?…メタルやロックギターにはやっぱり57がいいと思います・・・
今回はこう言ったお話しです。
ギター本来の鳴りやサウンド、バランスはピックアップを変える以前に非常に重要な問題であり、もっと言えばその楽器を弾くプレイヤーの「出す音」が非常に重要になってくる、という訳です。どんなに良い響きの部屋を用意して、高いマイクをセットしても、肝心の歌い手のコンディションが良くなかったら意味がないと思います。
それらを考慮した上で楽器とピックアップの関係を考えてみていただければ、ピックアップ選びがもっと楽しくなってくると思います。
そして、そう言った意味ではやはりK&Tのピックアップは本当に凄いんです。今回の動画も最終的にはK&T推しの動画になってしまいましたが、その訳は錦戸氏が最近K&T搭載のギターをゲットしたからでしょうか….
とにかく、動画をご覧いただき、「ふーん」っと思っていただけた皆さま、次は是非店頭でお試しください。
皆様のご来店をお待ちしております。
渋谷店:村田/錦戸