【最新ハムバッカーを深堀り】MUSIC MAH HT HUMBUCKERが凄い!!
こんにちは。和田です。
あっと言う間に12月…。こうなるとあっという間にMerry Christmas and Happy New yearな訳です。
フーチーズサイドパークでもクリスマスセール、そして年末年始のセール企画も予定しておりますので、日々のチェックをお忘れなく!!
さて、前回のブログ
動画も踏まえてライトな感じで仕上げましたが、ブログ内でも触れている通り、【あまりにも長文】となってしまった為、あえてライトに仕上げた内容となっています。
で、今回はそのあまりに長文となってしまった部分を掘り下げていきます。
STINGRAY HTはそのモデル名にもある通り【HT】が肝となります。

その【HT】は何かというとMUSIC MANの新しいピックアップ HT(Heat Treated) PICKUPです。
特許出願中の熱処理を加えたポールピースと大型のセラミックマグネット(※シングルはネオジウムマグネット)を使用し、ハイアウトプット(オーバーワウンド)に仕上げたピックアップとあります。
高出力であり、クリアーなローエンド、低音量でも際立ったクリーンと明瞭度を維持
とメーカーサイトでもHT PICKUPの特徴を記載しておりますが、試してみるとまさにその通り!!
※実のところ、最初にこの説明文を見らずに、ギター(KAIZEN)を試していて、ボリュームを絞った時に結構なハイゲインだったのにも関わらず、クリーンにまで落とせたのと、その時に音が弱々しくなく、しっかり使えたので、
なんだこの凄いピックアップは!!
っとメーカーサイトを見たらそう書いていたので、弾いてビックリ。説明を読んでビックリと2度驚かされました。
そこからLuke4 SSS、Cutlass HT SSSと続き、JP/Majesty、Luke3、Jason Richardsonに搭載されているバッファー&ブースターが加わる事により、さらにHT PICKUPの凄さに磨きが掛かる訳です。
※KAIZENはブースト&バッファー回路がなく、シンプルにパッシブ回路のみです。
なので、バッファー&ブースター回路を通さずとも
HT PICKUP 単体で凄い!!
というのをお忘れなく。
ポールピースが見えない某アクティブピックアップのようなルックスなのと、バッファー&ブースター回路に必要なバッテリーが搭載されているのもあり、アクティブピックアップと思っている方も多いのですが、実はパッシブピックアップです。
まぁ、見た目だけでなく、
え!?ホントにパッシブ!?
っと思うくらいのクリアでパワフルなサウンドを持っています。
そしてこのピックアップの開発の根本がギター弦の研究から生まれたというものというのも面白いポイントです。
ピックアップは弦が揺らした磁界を拾っているものであるので、その弦の開発をしていくなかでピックアップが完成してしまうというのも一理あるなと思いますし、その磁界の揺れを知っているからこそ、パワフルでクリアーなローエンドであり、小音量時でのクリアさが実現出来てるのかなとも思ったり。
どんなに歪ませても、どんなにボリュームを絞っても
プレーン弦のチャリーンが残る
ワウンド弦の擦れる音がしっかりと響く
というのは、やはり弦を(磁力の揺れを)知り尽くしているからでしょうかね…。
こういった部分をしっかりと再現できるとは改めて
HT PICKUPは凄い!!
さて、そんなHT PICKUPですが、明確には記載されていませんが、StingRay HTとKAIZENでは微妙に違うようです。(実際にStingRay HTは2芯なのに対して、KAIZEN、Sabre HTは4芯と共通の仕様ではありません。)
MUSIC MANはモデルによって使用する弦の種類、ゲージが違うくらいなので、ピックアップも微妙に設計が違っても確かにおかしくない。
確かにStingRay HTにしてもCutlass HT SSSにしても
各ポジションで仕事が出来る
サウンドメイキングになっております。モデルに合わせて狙ったトーンに仕上げているというところでしょうか。
これにJP13での初登場以降、徐々にその真価を出しつつあるバッファー&ブースト回路がHT PICKUPの凄さに磨きをかけています。
要するに、ここでローインピーダンス化を加える事によって、よりクリアーでパワフル、そしてどのボリューム位置でもナチュラルなサウンドを得られるバッファー効果が凄いポイントです。
実際にフルパッシブのKAIZENよりもStingRay HTの方が手元でのコントロールの幅が広く感じます。
※ピックアップの仕様の違いも少しはあるかと思いますが、ボリュームを下げた時の扱いやすさはやはりバッファー&ブースト機能付きのStingRay HTに分があるように思います。
KAIZENはミックス時にはタップ(ミックスポジション時はオートタップ)していたのに対して、StingRay HTはタップすることなく、ミックスポジションでシングルミックスのような
チャリーン
が出てくるのがポイントです。
このチャリーンが各ポジション、出したい時に手元のコントロールで出せるのが、HT PICKUPの特徴であり、バッファー&ブースト効果の恩恵でもあります。※各モデルによって同じHT PICKUPでも仕様が微妙に違うと思った理由もこの【チャリーン】の出音にあります。
このブーストシステムが出た当初に搭載されていたのは、JP13とLuke3のみで、JP13ではデフォルトでブーストマックス(+20db)というのもあり、クランチからリードトーンへ一気にシフトアップぐらいのパワーがあり、クリーントーンで使おうものなら、音が割れる…。当時は(現在も)+20dbのブースターってなかなかないですよね…。
試奏時に知らずにクリーントーンでブーストをオンにしてビクッってなっている方を当時何人みたことか(笑) そう思うと、Luke3の+12dbがどれだけ丁度良かった事か。
そういう流れもあってか、JP/Majesty、Jason Richardsonモデル以外ではこの丁度良い+12dbに設定されております。
ちなみにこのブースト量は内部トリマーにて0~20db内にてお好みに調整可能です。
StingRay HTではコントロールパネルをひっくり返すとトリマーがありますので、ゲットしたその時にはお好みのブースト量に調整して、自分だけのMUSIC MANを完成させてください。

そして最後にこのHT PICKUPの凄い点をもう一つ。
今回はハムバッカーでありますが、
各ポジションでイメージできるハムバッカーの音がする
という点。
王道フロントトーンから、リアでのブラウンサウンド、そしてミックスポジションでのチャリーン。
これがLPを使わずとも、改造STを使わずとも、
出したいハムバッカーのサウンドを1本のギターで出せる
と言うのがポイントです。(ちなみにHT SINGLEも凄いのでこれはまた別のブログにて…)
この部分を踏まえて、今一度動画をみて頂ければ、より分かりやすいかと思います。(動画でここまで書き連ねてきたことを端的に喋れれば良いのですが、なかなか難しく…)
※セクション分けしていますので、要所要所を見て頂くまたは最後のメドレーをご覧頂ければと思います。
そしてこの動画を踏まえた上でのそしてもう一つのポイントしては
MUSIC MANの音がしっかりとある
という点。
クリーンで、ドライブでどことなくLukeだったり、EVHだったり、JPだったりとMUSIC MANアーティストのテイストをどことなく感じ取れるが
いかにもMUSIC MAN!!
色んなペダルで、そしてマルチプロセッサーで、思うがままのサウンドメイキングをして頂ければと思います。
ちなみに今回の動画では80’s Guitar Heroのサウンドを意識したボードでお送りしております。
クリーンはフェンダー、ドライブはマーシャル、リードは改造Marshallと言った感じでしょうか。サイドパーク店でのいつものアンプがフェンダーなので、SLO PLUSを使用することによって、疑似的にCAAの3+SEのようなイメージで組み込んでいます。

しばらくはこの状態でキープしておきますので、ぜひとも店頭にてHT ハムバッカーを搭載した、StingRay HTと共に試して頂ければと思います。

今回もペダルが4個と言う事は、VP4にも落とし込めますね!!加えて3+SEやSoldanoのモデリングを使ってFM3にも落とし込んでいければと。(先日のDG Boardはまだ落とし込んでなかったな…)
そんな中、気になるものが突如発表されていたりと…

まさか年明けのWinter NAMMの前に発表するなんて!!
これはかなり気になる!!目が離せない!!
っと、我々も盛り上がっておりますので、ぜひ店頭で一緒に盛り上がりましょう。
良いアイテムをゲットして楽しみなクリスマス、年末年始を!!
ご来店お待ちしております!!
それでは!!
和田