【知らないとヤバいやつ】A3 Stompbox Volume Pedal
今回はA3ストンプボックスのヴォリュームペダルをピックアップします。
A3ストンプボックスは韓国のブティックペダルブランドです。

A3 Stompbox Volume Pedal
A3のヴォリュームペダルを我々に紹介してくれたのも、とある韓国楽器店の社長さんでした。
その社長はプロベーシストであり、ギターの腕前も素晴らしいのですが、その見識によって世界中の優れた、それでいて知名度の低い楽器を韓国のミュージシャンに紹介しているという方でした。とても真面目な方で音楽的な視野も広い面白い人です。
その人が「A3のボリュームペダルって知ってる?」と。
この時までは知らなかったので「知らない」と伝えると「あー、それはダメだよ。マズイよ。次回持ってくるから絶対チェックした方がいいよ」との事。
数ヶ月後、再び現れた社長は約束通りA3のボリュームペダルを持ってきてくれました。「今すぐココで試して感想を聞かせてくれ」と。

外観を一目見て「えーこれって○○○みたいじゃん?」というと
「大量生産でないからハンドメイドでコツコツ作るとどうしても外観は似てくるんだよ。それによく見ると全然違うぞ。音も操作感もね…いいから踏んでみてよ!」
という事でギターを繋いでチェックして…
「おおおおおおおおお」
「わ!タイトな操作感とSho-BudやGoodrich的なカーブの共存!すごい!めちゃくちゃ音楽的」
「わかる?このペダルは開発に3年以上かかったんだ。僕も開発に関わったんだけど、兎に角大変だった。本当に苦労したよ…」と。

なにが特徴的だったのか?
まずはその操作感と絶妙なボリュームカーブ。
ペダルスティール奏者が求める「あの」滑らかで音楽的な音の立ち上がりを持ちながら、踏み込み時には程よいトルクがあるので任意の箇所で音量をキープする事も可能です。
このトルクは踏み込みトルクが緩くないと扱いづらいペダルスティール向けボリュームペダルには備わっていない仕様ですが、一般的なギタリスト/ベーシストには最適な仕様です。
さらによくよく聞けばあのマイケルトンプソン氏が惚れ込んだと言うではありませんか。じゃあ良いペダルに決まってるじゃん…
「あの日、マイケルにアポを取ってさ。『10分しか時間はないよ』と結構冷たく言われたんだ(笑)で、ペダルを渡して踏んでもらったらさ…結局2時間以上経ってたよ…」
マイケルトンプソンと言えばプロ中のプロ。REC仕事の最中はずーっと片足がヴォリュームペダルの上にある様な人です。つまりヴォリュームペダルに関してもトッププロって事です。
そんな彼が気に入って使用して、挙句シグネイチャーモデルまで作ったという。間違いない話。
さらにヤングギターさんの動画で確認できましたが名手アンディーティモンズ氏もA3ボリュームペダルを気に入って使われているそうです。冒頭でいきなり「これまでで最高のヴォリュームペダル」と言い切っておられますね。音色とそのスムーズなヴォリュームカーブが大層気に入ったそうです。
もう一つ、このペダルは音色、カーヴだけでなく、ギター側のヴォリュームに近い操作感も魅力です。ファズやフルアップにしたアンプなどの手前においてゲインをコントロールしてみてください。きっと感動できると思いますよ。