【村田ブログ】RELOAD II #2
Torpedo RELOAD II に関して追加の投稿です。

このRELOARD IIは「ただのアッテネーター」ではなくDAWにおいてのギターサウンドの中枢を取りまとめることができる機材であることは間違い無いのですが、実際に使用する場合の例をオフィシャルサイトの接続例から確認してみましょう。
エフェクトループの無い真空管アンプにステレオエフェクトをかけて2台のスピーカーからステレオ出力する場合のサンプル

「スピーカー2台持ってないよー」という皆さんも大丈夫。きっとスタジオにはMarshall 1960Aというキャビがあるハズ。裏面をよく見るとステレオ入力可能ですよ。さあ!受付に行ってもう一本スピーカーケーブルを借りて来てください。2つのエフェクトループの上手い使い方です。

もっとシンプルにアンプ+マルチエフェクタを接続したい場合は以下の様にセットアップ。キャビは一台でも二台でもモノラル出力されます。

下の図はちょっとマニアック。
真空管アンプとプリアンプ(アンプシミュレーターなど)を併用する場合のセットアップ。オレンジのCAB1及びCAB SIM1はリアルアンプのサウンドでマルチエフェクトをかけてモノラル出力。ブルーのCAB2及びCAB SIM2はプリアンプのサウンドにペダルボード(もちろん他のマルチでもOK)をかけてモノラル出力。例えばギターからの出力をA/B BOXなどで切り替えて2台のアンプを使い分けながら、エフェクトも分けてかけられます。さらにリアルキャビを鳴らしつつ、RECミキサーなどにアンプのDI信号(ライン)も送っています。動画でもご紹介した様に、このDI信号にキャビシミュをかけて使用することで圧倒的なクオリティーで録音することができます。

もう一つ。下記はREAMP BOX(インピーダンスマッチング)を用いてリアルアンプをAIキャプチャする際のセットアップです。オーディオインターフェースからの信号をアンプのINPUTに接続し、アンプサウンドをキャプチャします。これでグレード Aの高レベルのアンプ・キャプチャが真空管アンプを無音状態で作り出すことができます。

今日も実際にVOX AC30HWR2のスピーカーアウトをRELOAD IIに接続し外部スピーカーとDAWモニターでサウンドチェックしましたが…素晴らしいです。MACのGENOME上でエフェクトをかけても良いし、RELOADIIのセンドリターンにリアルペダルを接続しても良いでしょう。前回の動画の様にクラシックなチューブプリアンプを使用したり、最新のアンプシュミレーターを接続したり…本当に深く、広く使える機材だと思います。
是非店頭でもお試しください。
村田
